長男が生後6カ月のときに第2子を妊娠。妊娠が判明してからも長男の授乳を続けていましたが、当時のお医者さんに妊娠27週までに授乳をやめるようアドバイスされました。長男が1歳0カ月で断乳できたものの、申し訳ない気持ちを感じた経験を綴ります。
授乳するたびに子宮収縮
第2子を妊娠したとき、長男は生後6カ月。幼かったので、まだまだ授乳を続けたい気持ちがありました。その一方、授乳と同時進行でおなかにいる赤ちゃんに十分栄養を届けられているのだろうかと心配になりました。さらに、おなかが大きくなるにつれ、授乳中に子宮が収縮しておなかが痛くなることにも不安を感じるように。
妊娠24週ごろにお医者さんに相談したところ、「妊娠27週までに授乳をやめてはどうか」とアドバイスされました。そこで、長男が1歳の誕生日を迎えたのを機に、私は断乳に挑戦することにしたのです。
温めたミルクをコップ1杯
長男は添い乳で眠りに落ちるのが常だったので、私には授乳なしで長男を寝かしつける方法がわかりませんでした。先輩ママに相談すると、「寝る前に温めたミルクをコップ1杯飲ませるといいよ」とアドバイスを受け、早速実行してみることに。
夫が、たっぷりの育児用ミルクを飲み終わった長男と添い寝をしてくれました。私が一緒に添い寝すると母乳を欲しがるかもしれないと思ったからです。今まで夜中何度も起きてはダラダラ飲みを繰り返していた長男が、これを実行するようになって1週間もたつと、夜通し眠れるようになりました。
口寂しそうな長男を見て罪悪感
幸い長男は、母乳が欲しいと駄々をこねることはありませんでした。しかし、口寂しさを紛らわすためか、まるで母乳を飲んでいるかのように口をチュパチュパと動かしながら眠っていました。
それを見たとき、「もっと長く授乳してあげたかったな……。ごめんね」という気持ちでいっぱいに。小さいながらもお兄ちゃんになるために頑張ってくれている長男を愛おしく感じました。
長男は、予想していたよりスムーズに断乳してくれましたが、しばらくは入眠時に口をチュパチュパさせていました。それを見るたびに胸が痛み、申し訳ない気持ちに。しかし、授乳時に子宮が収縮しておなかが痛くならなくなり、妊娠生活がだいぶラクになりました。長男と添い寝をして、協力してくれた夫にも感謝しています。
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監修/助産師REIKO
著者:藤原ナオミ
3男4女の母。ハワイ留学中に学生結婚。育児の合間を縫って英検1級・TOEIC970取得。ハワイ州にある観光施設のマーケティングを担当し、翻訳やPRに携わる。自身の体験をもとに、子育てに関する体験談を執筆中。