初めての出産、私は無痛分娩を選びました。出産予定日7日前の妊婦健診で、子宮口はまだ「指1本分」しか開いておらず、出産予定日前日に入院して処置をしてもらうことが決まりました。しかし出産予定日3日前の外出帰りに痛みが。痛みはどんどん増して、そのまま入院。陣痛の痛みを感じつつも麻酔の力を借りて無事に出産できた体験談です。
出産予定日7日前に妊婦健診
出産予定日7日前に妊婦健診を受診しました。前回の健診で子宮口が全然開いていないと先生から言われていて、この日も「やっと指1本分くらい、開いたかな!」と言われました。そして先生から「無痛分娩の予定だから、出産予定日の3~1日前で入院して処置して経過をみて、ぜんぜんお産が進まないようならいったん帰宅して様子をみましょう」と提案が。
まだ生まれる気配がないことから出産予定日の前日に入院して、それまでにたくさん動くように指示を受けました。入院までに少しでも自然に子宮口が開いてほしいと思い、マタニティヨガに行ったり、夫と出かけたりと歩くことを心がけたのです。すると前駆陣痛のような痛みを感じることが出てきました。
外出先からの帰宅中に陣痛が
入院予定日の前々日に夫と外出していたとき、またおなかの痛みを感じました。帰宅して陣痛アプリを起動すると、おなかの張りが10分を切るタイミングもあり産院に電話をしました。すると入院の準備をしてすぐに来るようにとの指示で、夫と陣痛タクシーを呼び産院へ。産院に到着すると、おなかの張りと胎児心拍を見るモニターを開始。しかしモニターを付けると陣痛の間隔が空いているのを自分でも感じました。
「10分間隔で来てたんですけど、すみません」と謝る私に、「先生にも診てもらうけど、今日は帰ってもらうことになるかも。そういう人もたくさんいるから大丈夫よ!」と助産師さんは明るく答えてくれました。しかし先生に診てもらうと「子宮口が6cm開いているからこのまま入院しましょう」と、まさかの言葉が。そのまま入院決定です。
翌日の早朝に事態が急変
19時ごろに陣痛室に通され、様子をみると伝えられました。陣痛の間隔が縮まって、おなかの痛みは続きます。そして入院から1時間ほどで、無痛分娩の麻酔を投与してもらうことに。思っていたより早いタイミングで驚くと同時に、お産が近いことを実感しました。しかし麻酔を投与後は陣痛が5分以上縮まることはなく、子宮口も8cmのまま変化はなし。
朝まで変化がなければ、陣痛促進剤を打って出産するということなりました。しかし早朝、激しい腹痛に襲われました。今まで感じたことのない痛みで、これは麻酔が切れてしまったのでは……!と助産師さんを呼んで診てもらうと、「子宮口、全開です! 分娩室に移動します!」と私も助産師さんも大慌ての状況に。
麻酔を追加後、すぐに出産
分娩室に移動して、痛みと戦う私。「痛い……痛いです……」とつぶやいていました。助産師さんは「すぐ先生来るから、頑張ってねー! 大きく息吸ってー!」と励ましてくれました。少しすると先生が到着し、麻酔を追加! するとあれほどつらかった痛みが驚くほどなくなりました。
破水すると羊水が濁っていたことがわかり、「早めにいきましょう!」と先生がひと言。そしてそのまま先生と助産師さんの指示通りいきんで、あれよあれよという間に赤ちゃんが生まれました。
早朝に激しい痛みを感じてから出産までは本当にあっという間の出来事でした。そして改めて息子と対面したとき、「自分で生まれたいと思って下りてきてくれたんだな。ありがとう」という気持ちになりました。無痛分娩でしたが痛みを感じることもあり、その経験もよかったと思えます。現在第2子を妊娠中ですが、今回も無痛分娩で出産予定です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:森まり子
0歳の男の子のママ。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。