1歳を過ぎ、だんだんと幼児食に近付いてきた時期の子どもたち。たまには、大人が食べている塩鮭やアジの干物、また、かまぼこのような練り製品も食べさせたくなりますね。魚を加工した食品は、いつごろから食べられるようになるのでしょうか? 子どもが食べられる時期とそのときのポイントについてご紹介します。
魚の干物はごく少量にすること
塩鮭やあじの開き、さばの一夜干しのような魚の干物には、塩分が多く含まれています。離乳食を卒業して幼児食を食べる時期になっても、積極的に食べさせる必要はありません。食べさせるときは、干物の一部を取り分け、ごく少量にしましょう。
練り製品は塩抜き&刻んだものを!
ちくわやかまぼこのような練り製品には、塩分や添加物が多く含まれています。また、かまぼこの場合、弾力もあるので幼児期の子どもが食べるときに、うまく噛み切れない場合もあります。
食べさせるときは、2歳近くなってから。熱湯をまわしかけてしっかり塩分を抜き、細かく刻んだものを食べさせるようにしましょう。
桜えびやちりめんじゃこは1歳から!
しらす干しを乾燥させたちりめんじゃこや、桜えびのような乾燥した小魚にも、塩分が多く含まれています。1歳ごろから食べることができますが、身がかたくて消化も悪いので、必ず細かく刻んだものや粉末にしたものを食べさせるようにしましょう。ごはんに混ぜたり食材にふりかければ、風味もグーンとアップ! 味のアクセントになりますよ。
魚の干物や練り製品もおいしいのですが、脂ののった旬の魚には体にいいEPAやDHAのような脂肪酸なども含まれていて、お値段もお手頃です。毎日の食事ではいろいろな種類の魚のおいしさを伝えていきたいですね。
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。