哺乳瓶から飲むミルクの量が減ってしまったら?哺乳瓶を噛みながらミルクを飲むようになったら?成長や歯並びに影響はないのでしょうか?
Q:哺乳瓶を噛みながら飲み、哺乳量が減っています
11ヶ月になる娘の口には、上下合わせて2本ずつ歯が生えています。ミルク以外の飲み物はストローを使っていますが、ミルクだけはいまだに哺乳瓶で飲んでいます。
最近、哺乳瓶の乳首を歯で噛みながらミルクを飲んでいるようで、以前に比べてかなり哺乳に時間がかかっています。以前は200mlを10分ほどで飲めていたのに、現在は20分かけて飲みます。哺乳瓶を噛みながらこんなに時間をかけて飲み、今後、歯の生え方に異常が出ないかと心配です。
また、最近は200mlを飲み干せず、疲れて寝てしまうこともありますが、問題はありませんか? 以前は1日で以前はフォローアップミルクを900mlほど飲んでいましたが、今は600mlほどになっています。離乳食は2回食で体重が減ることはなく、とても元気です。
A:自然なことですので、心配はありません
11ヶ月のお子さんの場合、離乳食を3回にし、1日の生活のリズムを作っていくようにしましょう。このくらいの月齢のお子さんは、離乳食で必要な栄養の大半を賄うようになりますから、授乳量は自然に減ってきます。1歳くらいですと、授乳量は1日400mlくらいが一つの目安です。したがって、900mlから600mlに減ってきたのは自然なことですので、心配はありません。
このくらいの月齢では、哺乳瓶の乳首を噛みながら飲んでも、歯の生え方に影響はありませんが、20分もかけて飲んでいるなら遊び飲みのようですね。途中で哺乳を切り上げても、よいと思います。(回答/三石知左子先生)