※コロナ禍前の体験談です
きっかけは夫の飲み会続き
娘が1歳半のころ、夫の飲み会が続いた時期がありました。飲み会といっても仕事の付き合いでの飲み会ですので、「行かないで」とは言えません。けれども私がひとりで育児をしている間、夫はお酒の席を楽しんでいて帰宅が夜遅くなることもしばしば。
だいたい金曜日に飲み会があるので、翌日がせっかくの休みなのに夫は昼まで寝ています。そうなるといくら仕事の付き合いとはいえ、「飲み会だから」と言われて笑顔で「いってらっしゃい」とはなかなか言えませんでした。
夫の後ろめたさも解消できる新ルール
飲み会続きの状態に夫も後ろめたさがあったようで、次第に「ごめん、また飲み会で……」と申し訳なさそうに言ってくるようになってきました。そこで私が考えたのが、「1飲み会=1母の休日」の新ルール。このルールでは夫の飲み会があったとき、同時に「娘を1日夫がみる日」も決めました。
新ルールを決めるまでは、その日になって何となく夫が数時間娘をみるときがあったりなかったりでした。そのあいまいな夫の育児時間をしっかりスケジュールを立てて決めることで、私も明確な休みができてスッキリ。夫も飲み会の分だけ育児時間が確保できることで、子育てしていない後ろめたさが解消されたとのことでした。
今ではわが家の当たり前に
ルールを決めてからしばらくはしっかりと回数や日にちを書き出していましたが、娘が2歳になったくらいでやめてしまいました。というのも、やめてしまってもこのルールがしみついていて「土日の休日のうち交代制でそれぞれ休む」となっていたからです。
週末が近づくと自然に「今週は土曜日みるから日曜日はお願い」という会話が夫との間で生まれるようになりました。「育児中でも週1回の休日がある」と思えるのは、平日ほぼワンオペの私からすると非常にありがたいルールになりました。
ルールにはこんなうれしい効果も
このルールがあると、夫も何とかして娘との時間を長く過ごそうと頑張るようになりました。近くの公園で行っていないところがないか調べたり、娘と2人で遠出してみたり、寝かしつけの仕方を工夫してみたり。
そんなふうにしてそれまでよりも「お父さん」といる時間が増えたためか、娘も夫がより大好きに。以前は3人でいても「お母さんお母さん」ばかりだった娘が、「お父さん」にも自分から行くようになり、家族みんなでいるときの私の負担も減りました。
3人揃ってのおでかけは、たまに土日のうちのどちらかや祝日を使って行くようにしています。それ以外は無理に3人で過ごさずに、夫婦どちらか一方の休日に。今3歳になった娘はそれぞれの遊び方を分けているようで、遊びによって「これはお父さんとやってくる」とそれぞれの関わり方を楽しんでいるようです。
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監修/助産師REIKO
著者:水田 真理
アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。