エスニック好きさんに朗報! 業務スーパーで発見した大容量のトムヤムペースト。鍋やスープだけじゃありません! パスタにチャーハン、お肉の下味付けにも使えますよ。
カルディで売っているものとほとんど変わらず!
トムヤムクンが大好きで、もう20年以上カルディで、ナンファーというブランドの「トムヤムクンペースト」を買っていました。「トムヤムクンペースト」はお湯に溶かすだけでトムヤムクンスープができる便利なペーストのこと。
ナンファーの「トムヤムペースト」は227g入って375円(税込み)。ところが先日、業務スーパーで中瓶に入ったトムヤムクンペースト「トムヤムクン鍋・スープの素」を発見。こちら454g入って369円(税抜き)。でも、こうなると人間「……安いしおいしくないんじゃないの?」とつい疑いたくなりますよね~(笑)!
そこでまず両者の原材料を比べてみると、長年購入していたナンファーの「トムヤムペースト」とほとんど変わらず。ただ1点だけ大きく違うのは、ナンファーには玉ねぎが使われていますが、業務スーパーのものは玉ねぎが使われておらず、その代わりガーリックとエシャロットが使われているという点。でも、ガーリックとエシャロットなら香りもうまみも十分ですよね。それどころか、玉ねぎよりもおいしいのでは!?と思い、購入。これが大正解でした!
フタを開ければ、トムヤムクンのいい香りが! これは期待大です。ちなみにこの商品、大手通販サイトAmazonでも取り扱っていて、総じて高評価。万人受けする味なんだと思います。
たしかに“辛さ”を期待した人にとっては物足りず、人によっては“甘い”と感じるかもしれません。でも、わが家にとっては程良い辛さで、かつトムヤムクン特有のさわやかさと酸っぱさもきちんと堪能できて、すごくよかった! 味も近所のお気に入りのタイ料理屋さんに近かったですよ。
業務スーパーで買えるもので作る、絶品トムヤムクン
まずこのペーストで作ったのがトムヤムクン。材料はしめじ以外、全部業務スーパーでそろえました。
●「つみれ いかねぎ」
魚肉と里いも、いか、ねぎをすり合わせたお団子。はんぺんに近いふわっとした食感で、おでんや鍋に重宝されるアイテムですが、トムヤムクンにもよく合います。
●「即席はるさめ」
下ゆでいらずのスープ春雨用の春雨。
●「大粒えびいかミックス」
トムヤムクンの”クン“はえびのことですから、えびはやはり欠かせません。冷凍のシーフードミックスって、火を通すと縮んで見えなくなることありませんか(笑)? でも、これは加熱しても消えずにちゃんと残っているタイプです。
今回はフライパンで作りました。フライパンに薄く油をしいて熱し、「つみれ いかねぎ」を焼きます。軽く焦げ目がついたら「大粒えびいかミックス」、水1L、「トムヤムクン鍋・スープの素」大さじ4を入れて、「大粒えびいかミックス」に火が通るまで煮込みます。仕上げにしめじと「即席はるさめ」を入れ、3分くらい煮込んだらでき上がり。
瓶には水1Lに対してペースト大さじ3という作り方が書いてありましたが、私はちょっと物足りなかったので大さじ4にしました。また、仕上げにパクチーの葉をのせるので、スープを煮込む際、このパクチーの根っこを入れて煮込むとよりエスニックな味になるのでおすすめです。
パクチー好きな人はぜひたっぷりパクチーものせてくださいね。たったこれだけですが、本格的なトムヤムクンができますよ! 思うように外出できず、レストランにも行けない日々が続くなか、こうしたちょっと異国を感じる料理が家で簡単にできるってうれしいですよね。しかもこのトムヤムクンペースト、そこまで辛くないので高校生の子どもも「おいしい!」と喜んで食べていました。
春雨の代わりにラーメンやご飯を入れてもおいしいですよ。
麺と相性抜群! カップラーメンに入れても
「トムヤムクン鍋・スープの素」は麺とも相性抜群! 私が学生時代からよくしていたのが、「カップヌードル シーフードヌードル」に混ぜ入れること。今では定番商品になりましたが、「カップヌードル トムヤムクンヌードル」に近い味になるんです。さらにレモン汁を入れてもさっぱりしておいしくなります!
また焼きそばを作っても美味! 付属の粉末ソースで軽く味付けしたあと、「トムヤムクン鍋・スープの素」を入れて炒めます。アジアの屋台を思い出す味になりますよ~!
意外なのは、「トムヤムクン鍋・スープの素」だけで和えたパスタがおいしいんです! ゆで上がったパスタに和えるだけ。ただ、冷蔵庫に保存したペーストはちょっと固まってしまって和えにくいので、電子レンジに10~20秒加熱して少しやわらかくしてから和えるといいですよ。
お弁当にも使える! トムヤムヨーグルトチキン
そして、ぜひ試してみてほしいのが“トムヤムヨーグルトチキン”。タンドリーチキンのカレー粉を「トムヤムクン鍋・スープの素」に変えただけの簡単料理です。トムヤムクンの主張が強いので、塩、こしょうも不要です。
チャック付ビニール袋に鶏肉を入れ、ヨーグルト4と「トムヤムクン鍋・スープの素」1の割合で和えたものをもみ込みます。ちなみに、こちらも冷蔵庫から出したてのペーストは固くてヨーグルトと混ざりにくいので、電子レンジに20~30秒かけてからヨーグルトと混ぜ合わせてください。2時間以上冷蔵庫に入れて味を染み込ませます。
味が染み込んだら余分なたれを落とします。フライパンに薄く油を熱し、中までしっかり火が通るまで焼くだけ。屋台飯的なおいしさを持つトムヤム風味のチキン。安いお肉で作っても、ヨーグルトが持つ乳酸菌のパワーでお肉がやわらかくなり、おいしいですよ!
いかがでしたか、「トムヤムクン鍋・スープの素」。いろいろな使い方ができるのも便利ですし、こうしたエスニック味って、使うと普段の食卓が新鮮になりますよね。ぜひ楽しんでみてください。
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。