クックパッドベビーをご覧のみなさん、こんにちは!助産師のREIKOです。
今回は、赤ちゃんが快適に過ごすための「温度」についてお話しします。室温は何℃に保てばいいの!?とお悩みのママ、パパはぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんの適温のためには周りの環境も大切!
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分でお熱をコントロールできません。周りの環境に影響されて、お熱が上がったり下がったりすることがあります。
たとえば、お洋服の着せすぎ、直射日光のあたるところで寝ていたりなんかすると、お熱が上がります。逆に長いことおむつが濡れていたり、汗をかいていたりするのを放置しているとお熱が低くなってしまいます。冬場はとくに冷たいお布団に寝かしたりすると赤ちゃんのお熱が奪われてしまいます。
赤ちゃんの平熱は、脇の下で測って36.5~37.5℃。赤ちゃんの平熱が保てるような環境づくりが大切です。
お熱は毎日測った方がいい?
「おうちに帰ったら、毎日赤ちゃんのお熱を測りましょう」と産院で指導を受けたママもいるかと思います。
産院の室温は一定に保たれているので、赤ちゃんが周りの環境に影響されることは少ないと思います。でも、おうちに帰ってからは、なかなかそうもいかないですよね。そのために「おうちに帰ったら・・・」という指導があるんだと思います。
赤ちゃんが徐々におうちの環境に慣れて、お熱が安定してくれば、毎日お熱を測らなくても大丈夫だと思います。
そのかわり、見て、触れて!
「毎日、お熱を測らないと心配で・・・」というママもいるかもしれません。お熱を測る前に、わが子をよく見て、触れてみてください。
暑いときは、顔が赤みを帯び、寒いときは少し顔色が優れないということもあります。呼吸もお熱が高いときは早くなったり、低いときはいつもよりもおとなしく、活気がないように感じるかもしれません。
赤ちゃんの手足は周りの環境に影響を受けやすく、手足が冷たいときがあります。そんなときは、おなかや背中に触れてみて温かいようであれば大丈夫です。このようにママの五感をフルに使って、赤ちゃんの様子を見てみてくださいね。
「赤ちゃんにエアコンの風が直接当たらないようにしましょう」「室温だけでなく、湿度にも注意しましょう」「ときどき換気も忘れずに」など、赤ちゃんの体温管理についての注意事項はいろいろあります。そのようなことにも注意しつつ、室温も目安をもとに少しずつ調節して、「わが子の適温」を探してみてくださいね。(TEXT:REIKO)