入園式当日の朝は時間に余裕がないかもしれないし、天候が悪かったら外での撮影は難しく、帰りは入園のお祝いや幼稚園から配布されるもので手荷物いっぱい……。さらに子どもの機嫌はそのときになってみないとわかりません。
今回は、娘が幼稚園入園の際におこなってよかった、式当日とは別日に桜のロケーションで撮影したときのことをご紹介します。
桜の開花状況・天候・家族のスケジュールを合わせて
ウェザーニュースで発表された第四回桜開花予想によると、今年、最も早いのは3月17日の福岡で、東京は3月18日、最も遅いのは北海道で4月下旬(釧路方面では5月上旬)に開花する見込み。開花してから散り始めるまでの期間は約10日~2週間程度で、地域や気候によって差が出るそうです。
3月中旬ごろに開花する地域の場合は入園・入学式前に、3月末以降の場合は入園・入学式後に撮影したら良さそうですね。
ただ、八分咲き〜満開になる間に雨が降ったり風が強く吹いたりすると花が散ってしまうので、七分咲き〜八分咲きでも悪天候になる前に撮影したほうが良いと思います。
わが家では家族のスケジュールを合わせつつ、桜が八分咲き〜満開になるころ、天候を考慮して入園式の前に日程を組みました。その際、入園式に着る衣装が撮影時に汚れてしまっても洗濯・クリーニングに出して間に合う、余裕のある日程に設定しました。
撮影のときに持っていくもの
・カメラ
・三脚
・レジャーシート
・子どもの靴(撮影用・移動用で2種類)
・手鏡
・おやつ
カメラ・三脚(またはスマホ・自撮り棒やスマホスタンド)はもちろん、役立ったのはレジャーシート。持参する荷物を置くためと、普段は室内で使用している三脚を汚さず立てるために必須でした。
子どもの靴は、移動時には履きなれた普段の靴、撮影時には入園式用のフォーマルな靴に履き替えさせ、移動中はフォーマルな靴を袋に入れて持ち運びました。履きなれない靴だと移動するだけで子どもが疲れてしまうこともあり、また、泥汚れは落とせても傷がつくと困るので、フォーマルな靴は撮影時だけ履かせました。
以前、七五三のときにお参りまでの道のりは普段の靴、祈祷中や撮影のときは草履に履き替えていた経験からそのように対応したのですが、これは正解だったと思います。
手鏡も必須だと感じました。お家でヘアセットをしっかりしても、子連れで移動すると乱れることがしばしば。夫と娘のことは私が見て直しましたが、自分のことは手鏡を見て調整しました。
そして、子ども用のおやつは一口で食べきれるサイズで、手や口周りが汚れないものがベター。わが家の場合はグミにしました。子どもが「遊びたい」「疲れた」となって、機嫌が悪くなったときの最終手段として出しました。
他にも、幼稚園・保育園なら通園カバン、小学校ならランドセルなども撮影小物として持参すると、より雰囲気が出ると思います。
自撮りで撮影するときのポイント
自撮りに慣れていない、恥ずかしい、苦手な方は以下のようなポイントに気をつけてみてください。
<撮影する時間帯>
朝早めの撮影をおすすめします。休日・祝日の昼間などは桜を見たり撮影したりする人が多い場合も……。人目を避けて自分たちのペースでゆっくり撮影したいという方は、早めに起きて朝食を済ませ、午前7〜8時くらいの時間帯なら、あまり周りを気にせずに撮影できると思います。
<あえて目線を外して>
カメラの正面を向いて手や足をきれいに揃えて撮影するのも、かしこまった感じがしていいと思いますが、カメラを見るのが苦手……という方は、目線を外して撮影するのをおすすめします。
家族で手をつないでパパとママは子どもに目線を向けたり、子どもを抱っこしてみんなで桜の木を見上げたりしても、すてきな写真になると思います。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、スタジオでの記念撮影を諦め、外での撮影もカメラマンさんにお願いするのを断念するという方がいらっしゃるかもしれません。2年前、桜の木をバックに初めて外でのセルフ撮影に挑みましたが、春らしい記念写真になりました。セルフでもきっとすてきな写真が撮れると思います。来年はランドセルを背負わせて入学記念の写真をセルフ撮影したいと考えています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。桜の開花予想は定期的に更新されるため、ご自身のお住まいの地域の開花状況をご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように!
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監修/助産師REIKO
著者:寺田梓
地方在住で、幼稚園へ通う5歳の娘を育てる母。フリーランスの編集・ライターとして在宅勤務をしている。