最近、パッケージもおしゃれで垢抜けている直輸入の商品がますます増えてきた業務スーパー。なかでも目を惹いたこの「グランラビオリ」348円(税抜き)。果たしてお味は……!?
味は「チーズ&バジル」と「ポルチーニ茸」の2種類
ラビオリとは、ラザニアのような平たいパスタ生地の間に、肉や野菜、チーズなどを挟んだイタリア料理のこと。ゆでてソースをかけたり、スープにして食べたりします。日本でも、今ではイタリアンレストランに行けば食べられますが、食卓に上がってくる機会はあまりない食べ物ですよね。それだけに“外食気分を味わえる度”高めの商品です。作るとなると大変ですが、それが冷凍で売られていて、ゆでるだけで食べられるならちょっと興味が湧きます。
業務スーパーで扱っている「グランラビオリ」はイタリア直輸入の本場もの! 味は「チーズ&バジル」と「ポルチーニ茸入り」の2種類になります。
「チーズ&バジル」は、リコッタチーズ、モッツァレラチーズ、ペコリーノチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノといくつものチーズをブレンド。何しろ配合量35.8%! これはかなりのチーズ感を期待できそうです。
「ポルチーニ茸入り」のほうは中のフィリングがじゃがいもとリコッタチーズがベースのラビオリ。そこへポルチーニ茸が練り込まれています。
世界三大きのこの1つであるポルチーニ。その芳香な香りはお醤油を思わせることもあり、日本人はより親しみを感じやすいかもしれませんねー!
さて、どちらもお肉が使われていないのが特徴。味はもちろん満足度もチェックしていきます。
たっぷり250g入りで具もぎっしり!
パックの中にはこんな感じで入っています。全部で250g。結構な量です。
ラビオリの大きさは1つ約6.5×6cm。手の大きさと比較してみてください。かなりの大きさであることがわかると思います。
そして中もしっかりとフィリングが入っているのがわかります(写真はゆでる前の「ポルチーニ茸入り」の中身)。こうした商品って、意外と中身が少なかったりするものですが、その心配も必要なさそうです。
どちらの商品も沸騰したお湯で4分ゆでて作ります。
これはうまい!バジルの香りが良すぎる本格派
さて、まずは「チーズ&バジル」。バジルにはトマトソース!と思い、ゆで上がったラビオリに市販のトマトソースをかけて実食。これはうまい! 口に入れた途端、バジルの香りとチーズの香りが広がり、本格的な味わいです。パスタ生地ももっちもち! しかもチーズが数種類使われていることに加え、具がしっかりと多いラビオリなので満腹感も相当です。1箱2人で分けてもちょうど良いと思います。
ほんのり香るポルチーニ茸が上品
「ポルチーニ茸入り」のほうは、クリームソースで。炒めた新玉ねぎと生クリームを合わせて塩、こしょう、コンソメで味付けしただけのソースと合わせました。
食べればポルチーニ茸の香りがふわり。そこまで主張は強くありませんが、問題なくおいしくいただけます。おうちで食べるのであれば、このクオリティで十分!
ただ1つ難点が……! パスタが破けやすい
この画像、何だと思いますか? ラビオリをゆでて湯切りしたあとの画像です。ちょっとした【閲覧注意】画像ですよね(笑)。
「チーズ&バジル」も「ポルチーニ茸入り」、どちらもおいしくいただきましたが、ただ1つだけこの商品の難点が、ゆでている途中にパスタ生地が破れたり剥がれたりして、中のフィリングが溶け出してしまうこと。これだけがもったなくて、参りました。
中のフィリングにうまみが詰まっているので、これが溶け出してしまうと……(涙)。もはやラビオリのゆで汁をスープなどに再利用したくなります(笑)。でも、これさえ改善されれば文句なしの商品です!
いかがでしたが、「グランラビオリ」2種。なかなか外食に行けない今、こうした“外食気分”を手軽に味わわせてくれる商品はありがたいですよね。ぜひ見つけたら食べてみてください。
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。