現在、『少年サンデーS』で「清楚なフリをしてますが」を連載していたマンガ家・倉地千尋さん。ご自身の体験をもとにして、「生理を隠し続ける女の子の漫画」を、Twitterで公開しています。
主人公は、小学校6年生の女の子、月一せいこ。
生理は決して恥ずかしいものではないけれど、初潮を迎える時期の女の子には、大人になるということへの葛藤や恥じらいなど複雑な感情があります。また、彼女と家族、親友、同級生の男の子、保健室の先生など、周囲の人々などとのやりとりを通じて、「どうすれば、子どもに生理が恥ずかしくないものであるということを理解してもらえるのか」についても、考えさせられる作品です。
今回は第22話。修学旅行での入浴タイム。生理であることを隠しながら入るせいこちゃんでしたが、体を洗っていると経血が漏れてきてしまい…。
「みんなも自分と同じくらいの発育なのでは?」とホッとしたのも束の間、生理に対するみんなの気持ちを聞き、再び「やっぱり自分だけなんだ」と孤独を感じてしまったようです。仲よしのえっちゃんは、そんなせいこちゃんの気持ちに気づいているような感じもしますが……この先どうなるのでしょうか。
生理は恥ずかしいものではないけれど、せいこちゃんのように知られたくないという思いが強い子もいるようです。せいこちゃんのような女の子の気持ちを、やさしくフォローできるような世の中でありたいですね。
※生理中に温泉や共同浴場を利用する場合には、タンポンを使うなど、経血が漏れないよう配慮をすることがマナーとして望ましいでしょう。