2人目妊娠中の私は、毎日1歳10カ月の長男の子育てに奮闘中。だんだんおなかが大きくなっていくにつれ、15kg近い長男を抱っこするとおなかが張るようになってしまい、長男を抱っこすることを極力避けるようになりました。「抱っこして!」と懇願する長男を横目に、私はいろいろな方法を考えるのですが……。そんな私の体験談です。
幼い長男の訴えに…
幼い長男はまだまだママに甘えたい盛り。自我も芽生えて、「本を読んで!」「一緒に遊んで!」「抱っこして!」とまだじょうずに喋れないながらも自己主張は強く、2人目妊娠中の私は家事・仕事をしながら長男の希望に応えることに必死です。特につらいのが「長男を抱っこすること」。
ママのおなかに赤ちゃんがいることがまだ理解できない長男は、「今までいっぱい抱っこしてくれたのに。なんでもう抱っこしてくれないの?」と言わんばかりに泣いて訴えてきます。そんななか、私は長男の気を紛らわせる方法を考えました。
「抱っこがいい!」
「抱っこできないなら私がしゃがめばいい」と気づいた私は、積極的に長男とハグをしました。しかし、機嫌が良いときは長男も喜んでいましたが、ぐずったときや機嫌が悪いときはハグでは物足りないようで抱っこを求めてきます。おもちゃをすすめたり本を読んだりして長男の気を紛らわそうともしましたが、長くは続かず……。
ある日、私が床に落ちた物を取ろうとしてしゃがんだとき、長男が私の背中に抱き着いて一生懸命私のにおいを嗅いでいたのです。私は心の中で「寂しいのかな? いっぱい抱っこしてあげられなくてごめんね」と悲しくなりました。
夫に助けを求める
夫に長男の様子と私の体調を相談すると、「君はおなかが大きいからしょうがないよ。僕がいるときは僕が積極的に長男を抱っこするようにしてみよう」と提案してくれました。早速、夫が出かける前や帰宅後、一番に長男を抱っこして、寝る前も抱っこしながら歌を歌ったりしました。
私も本を読むときはソファに長男と一緒に座り、スキンシップを取るようにしていきました。すると、常に抱っこを求めていた長男の求める回数が減ってきたのです! 私は「周りに助けてもらうこと」「抱っこに限らなくてもできることがあること」に気づきました。
まだ幼い長男をいっぱい抱っこしてあげたいのに、長男の欲求に応えてあげられない私の体調と私の態度で寂しそうにしている長男を見るのはつらかったです。しかし、私の代わりに家族に長男を抱っこしてもらったり、私も時間を作ってゆっくり長男と遊んだりスキンシップを増やしたりすることで、長男の寂しさは軽減されたのかなと信じて続けていこうと思います。
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監修/助産師REIKO
作画/うちここ
著者:岩見 エリ
1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。