娘が2歳になってからのんびりと始めたトイトレ。トイトレ開始から1カ月ほど経つとトイレでおしっこができるようになり、とても順調でした。そんな中、娘が2歳6カ月のころ転勤で引っ越すことに。この引っ越しをきっかけに、娘がトイレを拒否するようになってしまったのです。
引っ越しで振り出しに戻ったトイトレ
新居への引っ越し後、これまでと同じように2時間ごとに娘をトイレに誘うと、「いかなーい」や「でないもーん」という返事。しばらくして我慢ができなくなると、おむつでおしっこがしたいと娘が泣き出しました。
娘にトイレが嫌になってしまった理由を聞いてもわからず、仕方がなくおむつに逆戻りすることに。外出先ではトイレでおしっこができるのに、なぜ新居のトイレは嫌なのかわからず、焦ってはいけないと思いつつも、予想外のことに私は戸惑いました。
行きたくなるトイレを目指した
私は娘がトイレに行くことができればおしっこはできると思い、娘が行きたくなるようなトイレにしようと考えました。 まず、引っ越し当初からトイレについていた電球を明るい物に替え、娘が好きなキャラクターのイラストをトイレの壁に貼りました。
さらにトイレに座れたら貼るシールを用意したり、日替わりで小さな人形を置き、今日は誰がトイレにいるかな?と娘を誘ってみることも。 しかし、娘はチラッとトイレを見にくるものの、足を踏み入れることはなく、私は「万策は尽きた。もうしばらくはおむつにお世話になろう」とあきらめていました。
動物のシールとかくれんぼをして大成功
娘がトイレに行かなくなって3週間経ったころ、トイレに座れたら貼るために用意していた動物のシールを見て、何か娘が楽しめることはないかなと考えました。そこで思いついたのが、かくれんぼです。便座に座らなければ見つけづらい場所にシールを貼り、「ワンワン! もーういーいワン! 」とシールの動物になりきって、かくれんぼの掛け声でトイレから娘に話しかけました。
すると、娘が目を輝かせてトイレに駆け込んできたのです。なかなか見つけられない娘に、「トイレに座ると見つかるよ!」と伝えると、今まで嫌がっていたのが嘘のようにスムーズにトイレに座れました。便座に座ると、ドアノブに貼ってあった動物のシールを見つけて娘は大喜び!
このときはおしっこは出なかったのですが、なんと翌日には久しぶりにトイレでおしっこをすることができました。動物のシールとのかくれんぼを始めてから、驚くことに娘は一度もトイレを拒否することなく、1週間ほどでトイトレ完了となりました。
引っ越しでトイトレがうまくいかなかったとき、ネットで検索したりママ友に相談したりしましたが、うまくいかずに落ち込みました。しかし自分で考えた動物のシールがかくれんぼをするという方法が娘には合っていたようで、私にとっても娘にとっても自信になった体験でした。
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監修/助産師REIKO
著者:小谷 かずえ
不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。