私たち家族は息子が2歳半だったころ、引っ越しをしました。引っ越しを機に、家族3人で寝るには狭すぎるセミダブルベッドを買い替えることにしたのですが……。私はベッド派、夫は布団派でどちらも譲りません。そんなときに見つけたのが、木製のパレットを組み合わせて使う「パレットベッド」。いざ使ってみると、布団とベッド両方のメリットを備えていて、家族で使うのにぴったりでした。新感覚のDIYベッド「パレットベッド」について紹介します。
家族で一緒に寝るならベッド? 布団?
私たちは息子が2歳半になるまで、ずっと同じロータイプのセミダブルベッドで、家族一緒に寝ていました。でも、3人で寝るにはさすがに狭すぎる……と、引っ越しを機に買い替えることに。私は布団のように上げ下げの必要がないベッドがよかったのですが、夫は息子がベッドから落ちることを心配して、安心できる布団にしたいとのこと。
実際に息子は1歳半のころ、ベッドから落ちてしまったことがあります。高さ20cmほどで、周りには物を置いていなかったので怪我などはなかったのですが、心配する気持ちはよくわかりました。
ローベッドもすのこベッドも条件に合わず
共働きで時間のない中、私はできれば「毎朝晩の布団の上げ下げ」というタスクを増やしたくありませんでした。ただ、夫の心配もわかるので、あまり高さのないファミリー向けのローベッドを探すことに。しかし、幅200cm以上の連結型ベッドは、フレームだけでも高価な物が多く、なかなか手が届きません。
そこで考えたのがリーズナブルな、すのこタイプのベッド。折りたたみ式やロール状のものがあり、通気性の良さが魅力でした。しかし、調べてみると、布団と同じで上げ下げしたほうが良いとのことで、断念。
条件にぴったりの「パレットベッド」!
最後にたどり着いたのが「パレットベッド」です。これは縦×横50cm弱、高さ8cmの木製パレットを複数枚組み合わせてベッドとして使うタイプ。パレット同士の連結も可能。1枚1.6kgしかないので、持ち運びも簡単で、配置変えや床の掃除も簡単にできます。私は幅240cmのベッドにしたかったので、計20枚を楽天で29,400円(税込み)で購入しました。
パレットを並べた上には、連結できるタイプのマットレスを3枚置き、その上にベッド全体を覆う敷パッドを敷いて家族で使っていますが、とても快適です。マットレスも薄めのものにしたので、パレットと合わせて15cmほどの高さしかなく、布団とあまり変わらない感覚で使えています。
通気性も良く、お手ごろ価格の「パレットベッド」。高さや大きさが組み合わせ次第という自由度の高さに、一番魅力を感じています。一緒に寝る家族の人数が増減しても、パレットの買い足しや組み合わせの変更をすれば、柔軟に対応できそうです。ずっと使える理想のベッドに出合えたので、末永く使っていきたいと考えています。
監修/助産師REIKO
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著者:淡河なつめ
2歳男児の母。司書として東京の図書館に勤務していたが、Uターン移住を機に、フリーランスのライターに転向。死産と流産の経験がある。