業務スーパーの「スンドゥブ チゲの素」は1個88円(税抜き)という安さ! しかも韓国直輸入。このお値段で、もし本場の味が楽しめるなら、おうち時間が激増した今、うれしいですよね!
味はキムチと海鮮の2種類
味はキムチ味と海鮮味の2種類。キムチが鮮やかな赤のパッケージで、海鮮が同じく鮮やかな青のパッケージです。原材料表は写真のような感じ。
キムチ味はキムチ調味液ににんにく、玉ねぎ、唐辛子粉末、牛骨エキス、コチュジャン、豚骨抽出物などお肉のうまみがベースになっていることがわかります。
対して海鮮味は貝エキスの調味液ににんにく、コチュジャン、魚介エキス調味料、アサリエキス、イカエキス、えびエキスが入った海のうまみがたっぷり感じられそうなラインナップ。
150mlの水で薄め、具材を入れて煮込むだけ
作り方は、鍋に「スンドゥブ チゲの素」と150mlの水を入れ、軽く混ぜて火にかけます。沸騰したら豆腐や長ねぎなどの具材を入れ、最後に卵を割り入れ約3分煮込めばでき上がり。キムチ味も海鮮味も作り方は同じです。
まずはキムチ味から。鍋底に豆もやしを入れ、その上にスプーンですくった豆腐、えのきだけ、にら、長ねぎ、そして、業務スーパーの「いかねぎつみれ」を入れました。3分加熱だと「いかねぎつみれ」や豆腐の芯まで火が通り切らない感じがしたので5分加熱。その後、卵を割り入れ2分ほど加熱しました。
ちなみに「スンドゥブ チゲの素」から話はそれますが、今回使った「いかねぎつみれ」と「即席はるさめ」、鍋料理のときにも便利なのでストックしておくのがおすすめです!
完成! これで2人分というけれど、うちの食べ盛りの高校生にしてみたら軽く1人分です。さてお味のほうですが……辛くない。むしろ甘い。警戒して食べ始めたのですが拍子抜け……。色は赤いのですが、大豆粉末や大豆油のせいでしょうか。味噌っぽさすら感じます。
今、コストコにもこうした手軽に作れる韓国料理キットが売られていますが、コストコで買うものは軒並み辛いんですね。なかには食べている途中、辛すぎて耳が遠くなるくらい辛いものもあって……(笑)! 普段はそちらを食べているので、業務スーパーの控えめな味つけにびっくりしてしまったのかもしれません。
でも決してまずくはなく、何しろ辛くないので安心して食べられます。こんなに穏やかな気分で食べた韓国料理は久しぶり!
〆はごはん投入はもちろん、ラーメン、うどんもおいしくいただけるのでどうぞ。
海鮮味も辛くない(笑)。こちらも安心して食べられる
そして海鮮味ですが、先ほども書いたように、こちらは海のうまみが詰め込まれているせいか、沸騰してきたあたりから台所がいいにおいに包まれます(殻付きあさりや殻付きえびを調理したときの“磯の香り”がします)。しかし、こちらも見た目が赤いながらもちっとも辛くありません。でも、うまみはキムチ味より強い気がします。
今回、どちらもシンプルな具にしてしまったせいか、おいしいにはおいしいのですが、あっさりとしすぎていて、うまみに関しては物足りなさが否めませんでした。そこで家にある粉末タイプのかつおだしを足してみたのですが、ぐっとおいしくなりました。もしかしたら、カルディに売っている韓国のおだし「ダシダ」をプラスしたらかつおだし以上に本場らしいおいしさになるかもしれません。だしの代わりに味噌をちょい足ししても。またキムチを入れてもこの“物足りなさ”が解消されると思います。
辛いもの好きの私としてはちょっと物足りない「スンドゥブ チゲの素」でしたが、小学生でも食べられるので(うちの小学3年生は最初色にびびっていましたが、食べたら辛くなくて喜んでいました)、辛いものが苦手、でも一度スンドゥブを食べてみたい!という人にはおすすめです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように!
ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。