私もすっかりハマった業務スーパーのスペイン直輸入・冷凍「ラザニア~イタリア風~」。しかし先日、業務スーパーに行くと見た目もそっくりな「4種チーズのラザニア」を発見しました!
“4種チーズ”と“イタリア風”、何が違う?
内容量はどちらも250g。ただまずお値段が違います。「4種チーズのラザニア」は238円、「ラザニア~イタリア風~」は218円(ともに税抜き)。20円、「4種チーズのラザニア」のほうが高いんですねー!
そして、どちらもスペイン直輸入で、同じMaheso(マヘソ)というメーカーが製造しています。Mahesoは40年以上の歴史を持つ、スペイン最大規模の冷凍食品メーカーです。業務スーパーで取り扱いのある「チーズフィンガー」やカルディコーヒーファームで売っている「冷凍チュロス」もMahesoのものです。
原材料を見ていきます(一部省略)。どちらもラザニアパスタは小麦粉とデュラムセモリナ粉がミックスされたものを使用。
<4種チーズのラザニア>
エメンタールチーズ、ナチュラルチーズ、ブルーチーズ、グラナパダーノ、パルミジャーノレッジャーノ、トマトピューレ、バター、玉ねぎ、食塩、ワイン、砂糖、香辛料、チキンエキス
<ラザニア~イタリア風~>
ベシャメルソース、ミートソース(豚肉、野菜〈トマト、にんじん、玉ねぎ〉、砂糖、食塩、香辛料)、トマトソース(野菜〈トマト、玉ねぎ、にんにく〉、バジル、チキンエキス)
こうして原材料を見ただけでも“4種チーズ”のほうが大人味で、“イタリア風”のほうが野菜がたっぷり使われていて、うまみが濃そうで万人向けな味なのが想像できますよね。
ちなみに“4種チーズ”に使われている聞き慣れない名前のグラナパダーノというチーズ。コストコでも取り扱いがありますが、パルミジャーノ・レッジャーノに味が似ているチーズです(ただしパルミジャーノほど味の主張が強くない)。しかし、値段はパルミジャーノよりも安いため、何かと重宝されることが多いチーズ。かと言って「え~、パルミジャーノの代用品の安いチーズなの?」とは思わないでください。グラナパダーノも品質管理がとても厳しいチーズでちゃんとしているんですよ~。
では実食! どちらがおいしいでしょうか!?
調理方法はどちらもほぼ同じ。
電子レンジの場合は、ラップなどせずに冷凍ラザニアをそのまま入れ、約10分加熱。オーブンの場合は200度に温めたところに入れ、“4種チーズ”は約35分、“イタリア風”は約22分焼きます。
オーブンで約35分はちょっと長いですよね~! 面倒なので電子レンジで加熱しました。
写真左が“4種チーズ”、写真右が“イタリア風”です。見るからに“4種チーズ”はあっさりしていそうですよね。
食べてみると口に入れた途端、ブルーチーズの香りがぷ~ん! 苦手な人は気をつけてください。かなりにおいます。しかもブルーチーズ特有のツンとした味もしっかりします。それだけに“ブルーチーズ好き”はたまりません! うちはブルーチーズが平気なのでおいしくいただきました。
ただ、やはり“イタリア風”に比べるとチーズの主張が強いせいか、肉のうまみが少なめで、たくさん食べると物足りなさを感じるように……(笑)。
やはり“イタリア風”にはバターと牛乳が使われたベシャメルソースとミートソース、トマトソースが使われているのでどこから攻めてもうまみが濃厚。4種のチーズとトマトピュレだけでは対抗できませんよね。
でも“おしゃれな味”ではあるので、パパがスパークリングワインを飲むときにおつまみとして出すのは“あり”です! ワインの味に負けない強い風味がありますよ!
食べるときは“肉っ気”をプラス!
では飲まない人は“4種のチーズ”をどう楽しんだらいいの!?と思いますよね。私は肉っ気を足すようにしています。
例えば、チキンサラダを合わせて食べるとか……。
もっと簡単に済ませたいときは、ビーフコンソメスープをプラスするだけでもOK。ちょっと肉の気配がするものをプラスするだけで満足度が全然違うんです。
これが“4種チーズ”とグリーンサラダだけだとなんだか食べた気がしなくなってしまうんですよね~(笑)。“4種チーズ”そのものはおいしいので、あとはとにかく“たんぱく質系サイドメニュー”をプラスすることで満足度を上げてみてください。
いかがでしたか。「4種チーズのラザニア」と「ラザニア~イタリア風~」比較。私個人のファイナルアンサーはやはり「ラザニア~イタリア風~」に軍配が上がりましたが、チーズ好き・ワイン好きの人はもしかしたら「4種チーズのラザニア」のほうが好きかもしれません。ぜひ一度食べ比べてみて審判を下してみてください!
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。