着替えたくない息子VS着替えさせたい母
毎朝息子を着替えさせる格闘は続きました。イヤイヤ期が始まる前までは、毎朝起きたらすんなり着替えをして1日をスタートできていたのに……。なんでこんなに着替えるのがイヤなんだろう?と私は悩むばかりでした。
なぜなら他のことに対してのイヤイヤは、そこまでひどくなかったからです。私が「着替えるよー」と言うと息子は「いやー」と言うので泣きながら着替えさせることもあれば、遊んでいる後ろから無理矢理脱がせることもありました。
毎日パジャマの日々。義母から言われたひと言に唖然
着替えさせようとすると嫌がる息子を無理矢理着替えさせるのが毎日のこととなると、こちらもさすがに嫌になってきました。そこまで息子が着替えが嫌なら、無理して着替えさせなくてもいいか……と私は思い、息子は近所の公園や買い物などはパジャマのまま出かけることがほとんどになりました。
そんなある日、夫の実家に遊びに行ったときにお義母さんからのひと言にハッとさせられました。「ミーくん(息子の名前)はパジャマでおでかけさせられてかわいそうね〜」と息子に向かって言うのです。だって着替えさせてくれないんだもん……と私は心の中では思いましたが、やっぱりパジャマでおでかけするのは、おかしなことなのかなぁと気づいたのです。
お風呂上がりは次の日の服を着せることに
そう悩んでいたときに母から「着替えが嫌ならパジャマをやめて、お風呂上がりに次の日に着る洋服を着せれば?」と言われたのです。確かに……今までなんで気づかなかったんだろう……。それからは母の言う通りに、お風呂上がりはパジャマをやめて次の日の洋服を着せるようにしました。
すると、息子は朝からの着替えがなくなったおかげで不機嫌になることが減り、私のストレスもグッと減りました。今まで悩んでいたのが馬鹿馬鹿しくなるくらい、朝がスムーズになったのです。
寝るときはパジャマを着せないといけない!という固定観念を取り払うことで息子のイヤイヤを1つ減らすことができました。子育て中は特に「こうでないといけない」という固定観念が自分自身のストレスとなることが多いなと実感しました。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/星田つまみ
著者:森下ミメカ
2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。