「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、2021年2月に寄せられた相談のなかから、専門家の回答が役に立ったとの声が最も多かった「赤ちゃんの寝返り」に関するご相談です。
Q.間違った寝返りの仕方だと言われました
生後7カ月になったばかりの男の子を育てています。寝返りは生後4カ月7日に初めてしました。自治体の助産師さんによる発達講座を受け、寝返りの仕方を見てもらったのですが、間違った寝返りの仕方だと言われました。
息子の寝返りは、まずゴロンと横になり、そこから背中を反らしながら寝返るという形です。背中が硬いのが原因だと言われました。
息子の動きをこれまで見てきて、腹筋・背筋が強いんだなぁ〜とか、左右両方にコロコロとじょうずに寝返りできてすごい!と思っていたのでショックです。
高塚あきこ助産師からの回答
お子さんの発達にはさまざまな段階がありますが、必ずしも目安の通りに発達するわけではなく、個人差があります。また、その方法も、一種の癖のように、個性的な動きや姿勢をするお子さんもいらっしゃいます。お子さんのやりやすさや好み、筋力のバランスなどがあるのかもしれませんね。そのうちコツを掴んで、通常の方法になるお子さんもいらっしゃれば、そのままの方法が好みのお子さんもいらっしゃいます。
私は実際に寝返りの様子を拝見していませんので、自治体の助産師がどのような意図で間違った方法と言ったのかわかりません。しかし、最初から定型的な動きをしないお子さんは多いですので、今まで健診等で何か指摘されていることがなければ、お子さんご自身の個性とお考えいただいて、お子さんなりの成長を温かく見守っていただいていいかと思います。
※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。
寝返りの仕方もいろいろ
生後4カ月ごろになると、首がしっかりすわってきて、うつぶせの姿勢で過ごすことも多くなります。また、腰の筋肉も発達してくるので、早い子では寝返りを始めることも。一般的には生後5カ月ごろから始まることが多いです。
寝返りには以下のような4つの段階があります。
①横向き寝(側臥位)までできる。腕(上肢)と脚(下肢)が同時に動く(分離して動かない)
②顔を左右に回すと同時で首を伸展させたときに寝返る
③自動的寝返り。寝返りはするがその後の運動につながらない
④ある目的のために寝返る。寝返りしてからおすわり、ハイハイをする
ただし、なかにはうつぶせの姿勢を嫌がる赤ちゃんもいるため、できるようになる時期には個人差があります。
※参考:
・ニュース(ママネタ):えっ、こんなに違うの!?おもしろかわいい!赤ちゃんの「寝返り」9連発
・基礎知識(ベビー):【専門家監修】赤ちゃんが寝返りをしなくても大丈夫?練習は必要?寝返りしない原因と対処法について【監修者:医師 松井 潔 先生 小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
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