私が初めて次男の性器の大きさを気にしたのは、出産後に病院でおむつを替えていたときでした。長男が赤ちゃんのときと比べると、性器が少し小さいような気がしたのです。しかし、病気でもないのに性器について病院で診察を受けることは気が引けたので、相談することはありませんでした。ところが、ある病気になったことをきっかけに次男の性器の大きさが再び気になりだし、医師に相談することとなったのです。
次男が腎盂腎炎にかかる
次男が生後1カ月半のときでした。突然発熱したため、私は慌てて次男を病院へ連れて行きました。検査の結果、細菌が膀胱から腎臓まで進入し、腎盂腎炎(じんうじんえん)を起こしていることがわかったのです。
次男は10日間入院し、退院後は一定期間、抗菌薬を内服をすることと、1歳になるまで毎月通院をすることになりました。
病気がきっかけで医師に相談
次男の病気が判明してから、「性器が小さいからこの病気になったのかもしれない」という思いが私にはずっとありました。担当医師に確認したかったのですが、入院中は慌ただしくて聞く暇がとれませんでした。そして、最初の通院時、ようやく心配していることを担当医師に相談できたのです。
すると、腎盂腎炎と性器の大きさはまったく関係がないとわかりました。また、性器の大きさについて聞くと「僕は専門ではないから大きさについてはすぐに答えられないけど、気になるようだったら泌尿器科の先生に確認してあげるよ」と担当医師が言ってくれたので、お願いすることにしました。
性器の診察結果
次の診察時、泌尿器科の医師が次男の診察をしてくれました。まずは性器を計測し、性器の成長曲線表と照らし合わせました。すると、次男の性器は小さいほうではあるけれど、成長曲線から外れていないことがわかったのです。そして担当医師は、「たとえ性器が小さくても、尿がきちんと出て機能を果たしているのだから問題はない」と言いました。
私は、次男が大きくなったときに、性器が小さいことで友だちにからかわれたりするかもしれないなどと余計な心配をしていましたが、担当医師の言葉を聞いてそのとおりだと思い、大きさを気にするのはやめようと決めました。
医師から性器のケアを教わる
また、医師からは、次男の性器は包茎がきついので性器に汚れがたまらないように皮をしっかりむいて、毎日シャワーで清潔に洗い流すようにと指導を受けました。再び腎盂腎炎にならないためにもこのケアは有効だそうです。
このケアは私が主におこないました。初めはうまく皮がむけませんでしたが、夫にコツを聞いたり、毎日おこなううちに次第にできるようになりました。ケアを毎日続けたおかげもあって、その後次男は再発していませんし、性器のトラブルも今のところ起きていません。
現在次男は元気に6歳になりました。次男が赤ちゃんのころ私がおこなっていたケアを、今では次男が自分でできるようになっています。赤ちゃんのころと比べると皮もだいぶむけるようになり、日々の成果が出ていると感じています。この習慣はこれからも続けていくつもりです。
※男の子の性器の皮をむいて洗う行為については、病院によって指導方針が異なります。医師に相談のうえ、指導のもとおこなうようにしてください。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:小林 睦
9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。