結婚をあきらめつつあった27歳の私
27歳のころのことです。それまでに結婚を考えながらお付き合いした男性が何人かいました。しかし、仕事を優先してしまったり、親に厳しく反対されたりと、いずれも短期間のお付き合いで終わっていました。
そのため、「私、もう結婚はないんだろうな……」と、私自身、結婚にはすでにあきらめムードで……。
職場で一緒だった彼と3年ぶりに再会
そんなあるとき、以前職場が一緒だった男性と3年ぶりに飲みに行くことに。実はこの男性、顔が好みでアプローチしたこともあったのです。しかしは当時はうまいかず、振られていたのでした。
そのため、久しぶりの再会に何かを期待していたわけではありません。しかし、飲み会のあと、彼から「付き合ってくれ」という予想外の言葉が! 勢いに任せてお付き合いすることになりました。
交際3日、勢いで逆プロポーズ!?
彼とは同い年。話してみると、話題もよく合い、仕事の考え方や物事の価値観もぴったりでした。
そして会話のなかで結婚後のことや子どものことがよく挙がったことから、彼も結婚願望が高いとわかり、交際から3日後、思わず私から「将来、結婚する?」と言ってしまったのです。
すると、逆プロポーズの言葉に、なんと彼が大はしゃぎ! その日の夜、私が家に帰ると彼から「家族に、“俺、結婚する”ってもう言ったわ!」と連絡が入り、次の日も仕事中に「ウェディング情報誌を買った!」とメッセージがきました。
その後、彼が選んだ結婚式場で予約を入れようとしたら、空いていた日が10カ月後。「結婚式と入籍は同じ日に」と言う私の親の意見もあって、交際から10カ月後、結婚に至りました。
お付き合い当初は浮かれていた夫も結婚後は今は落ち着き、周囲から「まるで幼なじみみたいだね」と言われるほど、2人でいることが当たり前のようになじんでいます。勢いで結婚しましたが、3年経った今でも私は夫のことが大好き!
今はフルタイムで働きながら、子育てにも奮闘中。夫も積極的に家事に参加してくれて、私が家事に手が回らないときはフォローしてくれるような人です。共働きでも気負わず生活ができるのは、素晴らしい人と巡り会えたからだと思います。
迷っていたら、時機を逸して結婚していなかったかもしれません。勢いって大事だなと思いました。
文/辻うしこさん
イラスト/すうみ
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