ドライトマトのオイル漬けならよく聞きますが、こちら珍しいズッキーニとパプリカのオイル漬け。あまり目立たない商品ですが、想像以上に使えるので、ぜひ最後までお読みくださいー!
漬けてあるオイルも使える!
ドライトマトのオイル漬けやチェリートマトとハーブのピクルスなどが売っている棚の下のほうで発見! 目立たない場所にありますが、グリルしたズッキーニとパプリカのオイル漬けなんてほかの店でもあまり売っているのを見たことがないので、購入してみました。「グリルズッキーニのオイル漬け」「グリルパプリカのオイル漬け」どちらも290g入って248円(税抜き)。
フタを開けてみるとご覧のように、ぎりぎりのラインまでしっかりとオイルが入っており、ズッキーニにもパプリカにもストライプ状の焼き跡がついているのを確認できます。
原材料を見ると、食塩とにんにく、香辛料で味付け・香り付けしたひまわり油に酢を加え、そこへ焼いたズッキーニとパプリカが漬けてあるのがわかります。塩、にんにく、香辛料、酢がなじんでいるオイルはまさにフレーバーオイル! なのでこの漬けてある油も、捨てないでくださいね。
まずは“付け合せ”として…
瓶にも「料理の付け合せにおすすめ」と書いてあるので、まずは付け合せ使いしてみました。ハンバーグに添えて……。酢が入ったオイルに漬けてあるため、とくにズッキーニのほうは酸味を感じ、ピクルスみたいでした。パプリカもグリルしているため、甘さが中に閉じ込められており美味。それだけにどちらもお肉と好相性! でも、かじきなど白身魚のグリルに合わせるのもおすすめです。
しかも見てください、この大きさ! パプリカのほうなど1/2サイズのものが入っていることもあり、その大きさにびっくり! ズッキーニも縦切りしたものがべろ~んと入っており(一応真ん中あたりに切り込み跡はあるが切れていない……笑)、正直、このダイナミックさには驚きました。でも、こういうところがいかにも外国製らしくていいですよね! 私は好きです(笑)。
漬けているオイルも使った料理2種
先ほども書いたように、このオイル漬けのオイルはまさにフレーバーオイル! だからこそ有効活用したいですよね。そこでまずはにんじんのラペに使用。
スライサーでせん切りにしたにんじん、そして刻んだパプリカとズッキーニのオイル漬け、オイル漬けのオイルを合わせ混ぜます。ただこれだけだと酸味が足りないので、酢をちょっと足してください。
塩気は“オイル漬けの野菜”とオイルに入っているので、あえて加えなくても大丈夫。こちら焼いた肉や魚の付け合わせやサンドイッチの具としても使えるので、作り置きしておくと便利です。
ドレッシングとしても使えます。サラダに刻んだオイル漬けのパプリカとズッキーニを散らし、あとはオイル漬けのオイルを回しかけ、食べるときにレモンを絞るだけ。”即席ドレッシング”の完成です。
これを入れてこそ完成! 激ウマグルメ・ホットサンド
甘みが特徴のパプリカと酸味が特徴のズッキーニのオイル漬け。たしかにそのままチーズを挟んだサンドイッチなどに使ってもいいけれど、ここはあえてのホットサンドにしてみました。熱を加えることで、さらにうまみや食感が増す可能性があるからです。
キャンプ用のホットサンドメーカーを使います。
① 食パン2枚(10枚切り)の表面にクリームチーズを塗ります。
② ①に生ハムをのせ、その上に市販のバジルソースを塗ります。その上にオイル漬けのパプリカ&ズッキーニをのせ、もう1枚の食パンで挟みます。ホットサンドメーカーで表裏、それぞれ1~2分火にかけて焼き目が付いたら完成。
これは、うま過ぎる……! 加熱することでパプリカもズッキーニもとろける食感になり、そこへチーズとバジルソースが絡み……絶品。オイル漬けが入っていなくてもおいしいにはおいしいですが、ここまでの“味の深み”は出ない!
“オイル漬け”の力あってこそ、この高級&豪華な味わいのホットサンドはできるのです!
パスタに使ってもうま~い!
そして、パスタにも使えます。このときも漬けてあるオイルも利用することでおいしく!
フライパンにオイル漬けのオイルと刻んだオイル漬けのパプリカ&ズッキーニ、ベーコンを火にかけます。これがうまみの素! 火にかけることでオイルの香りが引き立ち、パプリカの甘みやズッキーニのとろみが増強!
あとは好きな野菜(このときはなすと生のズッキーニ)を入れて炒めます。野菜に火が通ったらゆで上がったパスタを入れて絡め、塩、こしょうで軽く調味したら完成。贅沢なおいしさを味わえますよ~!
いかがでしたか? 「グリルパプリカのオイル漬け」と「グリルズッキーニのオイル漬け」。買ったときはこんなに使えると思いませんでしたが、使い始めたらいろいろな料理の良いアクセントになって驚きました。しかも結構な量が入って200円台……これは絶対に“買い”です!
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。