もともと手芸や裁縫が好きで、子どもたちの服や小物は手作り品が多いわが家。洋服の綻びや、靴下の穴、既製品の直しなどもチョコチョコやっていました。
すると、そのうちに子どもたちは「直して使うのが当然」の意識と、ほしいものがあれば「これは作れる?」という気持ちが第一に思うようになったんです!
子どもは作ることが大好き!
子どもは作ることが大好き。わが家では、大人が何かを作っていれば、そばで一緒に作ろうとしたり、絵を描いてみたりしています。
「針仕事は危ない、自分の作業に集中できない!」とイライラすることもありますが、女の子は隣に座って手元が見える作業を、男の子には豪快にミシンでドドドドッと縫っている場面を見せると、ぐっと引き込んだ手ごたえが感じられます。
飽きてフラリと居なくなった隙に作り上げ、完成品を見せると、さらに輝いた目で見てくれますよ。
作ったものも大好き!
たとえば、お気に入りのズボンにポケットを縫い付けたり、ウエストの緩々ベルトをピッタリゴムに替えたりするなど、イチから作らなくても、子どもの感動キラキラはアップ!自分に合ったものって心地いいですもんね。
そして、靴下。穴の開き具合から足型の特徴が見えますし、繕って使って繕って使ってもうバイバイのときは、ハイソックスなら足首から上をカットして袖口カバー(事務員さんの袖口のアレです)にして、土いじりや食事のときに重宝しますよ!
「作れる」という発想
編み物をしていた私のそばで、当時3歳の長男は「りょうくん(弟)に毛糸の靴下編んであげる」と毛糸玉と編み針で格闘していたこともありました。もちろん編めませんが、そんなやさしい気持ちも芽生えるものですね。
そんな長男、小学校5年生の夏休みには、祖母にマクラメ編みを教わり、室内用バスケットゴールを作りました!決して手作り好きではないけれど、「作れる」という発想が養われていたようです。
手仕事が身近にあると、「大事に使うこと」や「自分に合ったものを身に付ける」という、シンプルだけど大切なメッセージが自然に伝わるのだなぁと思いました。(TEXT:viecoml)