こんにちは! 助産師のREIKOです。妊娠10カ月を前に、産院から「陣痛がきたとき、破水したときは連絡してくださいね」と入院のタイミングについて説明を受けているママも多いかと思います。直接、産院に行ってはいけないの?と思うかもしれませんね。入院のタイミングを計る産院への電話って、助産師にとってはとっても重要なんです。
ママご本人が電話してください!
陣痛の痛みが強くて、お話しするのもつらいということもあるかもしれません。ママのことを心配して、ご主人やおうちの方が連絡してくるケースもあります。そのようなとき、助産師は可能な限り、ママとお話しさせていただいています。
なぜなら、電話越しに聞こえるママの声や息遣い、お話の途中で陣痛がきたときの様子などを注意深く読み取って、今どのような状況か予測ができるからです。ですので、可能な限り、ママご本人が電話してくださいね。
電話の際に聞かれることって?
電話の際には、当たり前のことですが、お名前、分娩予定日、何回目のお産かなど、確認の意味も含めて伺っています。
診察券の番号を確認されることもあるので、手もとにおいて電話するといいと思います。母子手帳もあると、これまでの経過など聞かれたときに、あわてずにお話しできると思いますよ。
時間は見ておいてくださいね!
そのほかに、陣痛が始まった時間、破水した時間などを確認します。だいたいでもいいので時間を確認しておきましょう。
陣痛がきているときは、陣痛が始まった時間に加えて、今、何分おきに陣痛がきているかも確認します。
そのほかに、最後の健診はいつだったか、そのとき子宮口がどのくらい開いているなど、医師から何か言われていないか伺っています。
産院までどのくらい?
そして、おうちから産院までどのくらいで来られるかを確認します。このとき注意していただきたいのが、「今から準備をして、実際に来院するのにどれくらいの時間がかかるか?」ということです。
「5分で行けます!」ということで、待っているけれどなかなかいらっしゃらない……となると、産院側は「何かあったのでは!?」と心配してしまいます。
こうやって助産師はママとお話しして、もう少しおうちで様子を見ても大丈夫、ママが来院されたらすぐにお産になりそうなど、予測をして準備していきます。何度か電話のやり取りをして入院になる方もいらっしゃいます。
もしかしたら本当に切迫した状況でママが電話できないということもあるかもしれません。そんなときも、おうちの方がママの状況を助産師に伝えられるように、必要な情報はわかりやすいところに貼っておくとあわてずに済みますね。
(TEXT:助産師 REIKO)