待望の娘は立派な抱っこちゃんに成長
両家の初孫にあたるベビーだったため、抱っこしたい人(じじばば・パパママ)に恵まれていました。私自身も赤ちゃんを泣かしてはいけないと思っていたので、半ば必死に抱っこしていたことを覚えています。
いつも誰かに抱っこしてもらっていたからなのか、ベッドに横たえると大きな声でアピールする見事な抱っこちゃんに成長しました。今思えば、このころから後述するガーゼケットで安心させてあげることができた気がします。
里帰りを終えたら、抱っこ要員が減る
両親のすすめで、当初1カ月を予定していた里帰りをトータル2カ月に延長しました。娘は生まれてすぐに黄疸で入院することになったり、体重の増減によって助産師さんから注意を受けたりと心配なことがありました。また、母乳中心で授乳していたこともあり、夜間は両親に頼ることができず、私の疲労も溜まっていたためです。
そして、里帰りを終えることになり、こんな状態で両親のサポートがなくなるのは不安でしたが、夫との生活を再開したい思いから自宅に戻ることに。
抱っこしないと寝ないと思い込んでいた
※赤ちゃんが眠ったら、顔からガーゼケットを外しましょう
里帰りを終えると、日中のワンオペ育児によって心身ともにギリギリの状態になりました。正直、自宅に戻ってからの1カ月はすっぽりと記憶がありません。産後3カ月で乳腺炎になり、産後ハイが終わってネガティブな精神状況に……。育児はつらくて、孤独で、命を守るプレッシャーにおしつぶされそうな日々。
そんななか、生後4カ月の娘が初めてガーゼケットをちゅぱちゅぱしながら寝てくれました。以来、産前にネットで購入していたエイデンアンドアネイの「モスリンコットンスワドル」(2枚組4,180円)がわが子のセルフねんねアイテムになりました。
セルフねんねでハッピー
肌寒いと思ってかけてあげたガーゼケットを握って眠る様子を見たとき、肩の力がふっと抜けるのを感じました。そのガーゼケットはお昼寝に限らず常に持ち歩いていたので、安心するにおいがしているのではないかと思います。もちろん洗濯していましたが、それも含め、ママの服と同じにおいがするのかもしれません。いつしか授乳時にもそのお昼寝用のガーゼケットを娘にかけるようになりました。
やがて娘はおっぱいが欲しいときにはガーゼケットを持ってくるようになりました。4歳になった娘は今でもガーゼケットが大好きで、「いいにおいがする」と抱きしめて眠りにつきます。
育児が大変だということは覚悟の上でしたが、それでも産後の心と体はボロボロでした。娘がガーゼケットをちゅぱちゅぱしながらセルフねんねしたとき、抱っこしないと寝ないというのは私の思い込みだったのだと気付きました。日頃から外出時もガーゼケットを持ち歩いていますが、やはりとても安心するようです。
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監修/助産師REIKO
著者:コイデ フサコ
娘が1歳のときから現在4歳まで正社員ワーママを頑張ったものの、心身共に限界を感じて10年勤めた会社を退職。娘にとってお母さんの代わりはいないこと、お母さんの自由時間の大切さを痛感している。