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しょんぼりして帰ってきた娘。友だちに怒られたからと思いきや、落ち込んでいる理由が意外すぎて…?

ある日、幼稚園からしょんぼりしながら帰ってきた5歳の娘。幼稚園で仲の良いお友だちと喧嘩をしてしまったようです。今までも何回か友だちと喧嘩して帰ってきたことはあったのですが、そのときはひたすらプンプン怒るだけで、ここまで悲しそうにしていたことはありませんでした。娘がしょんぼりしていた理由と、娘自身が考えたごめんねの方法についてお話しします。

ライコミさん2月1

 

 

ライコミさん2月1

 

幼稚園からしょんぼりして帰ってきた理由…

ある日、幼稚園からしょんぼりしながら帰ってきた娘。聞けば幼稚園で一番仲のいいお友だちが作った木工作品を壊してしまったとのことでした。その作品は教室の棚に飾ってあったらしいのですが、遊んでいるときによろけて手がぶつかり落ちて壊れてしまったとのこと。

 

そして、その作品を作ったお友だちが泣きながら怒ってきたと、娘は泣きながら話してくれました。さらに話を深く聞いてみると、娘がとてもしょんぼりしているのはおお友だちが怒ってしまったからだけではなく、もっと深い理由があることに気づきました。

 

しょんぼりの理由は怒られたからだけではなかった!

娘がしょんぼりしていた理由の1つは、お友だちに怒られたからです。ですが、それ以上にしょんぼりしていた理由がありました。それは、お友だちを悲しませてしまったということ。娘はお友だちがその作品を一生懸命作っていたのを知っており、そんなお友だちを「悲しませてしまった」のに気づいて、そのことがより一層娘をしょんぼりさせていたのです。

 

お友だちの心の痛みに気づき、娘がそのことに心を痛めていること。娘の行為が誰かを傷つけたことに娘自身の心も傷ついたこと。

 

ほんの少し前までは、もっと単純な「〇〇ちゃんが怒ったー」程度の感情しか持ち合わせていなかった娘が人の心の痛みがわかるようになり、そのことで自分の心も傷つくようなやさしい感情を持つようになったことに、娘の人としての成長を感じました。

 

娘が考えた「ごめんね」

お友だちの作品を壊してしまった夜、娘はお友だちのために一生懸命絵を描いていました。お友だちと娘が一緒にお砂遊びをしている絵です。「明日ごめんねを言うときに一緒に渡すんだ!」と30分近く集中して描いていました。

 

その姿を見て、私は泣きそうに。誰に言われたわけではなく、自分で最善の方法を考えて実行している姿に、親バカかもしれませんがまた娘の成長を感じたからです。

 

 

お友だちに絵を渡して謝った結果…!?

次の日、娘は前日に一生懸命描いた絵をもって幼稚園へ行きました。どうなることかと私は少し心配でしたが、幼稚園から帰ってきた娘の姿を見てすぐに仲直りできたんだなとわかりました。

 

なぜなら、娘がはじけるような笑顔で抱きついてきたからです。お友だちに「ごめんね」をちゃんと言えたこと、お友だちが絵をすごく喜んでくれて許してくれたことを心底うれしそうに話す娘の様子に、ホッとしました。

 

 

子どもの成長は早いです。ちょっと前まで怒る、泣く、笑う、駄々をこねるなど自分中心だった娘が、いつの間にか人の心の動きを察し共感できるようになったのです。そして、娘が問題を解決するために自分で行動を起こす成長ぶりを見て、子育ての醍醐味とはこういうところにあるんだろうなと感じました。これからも娘の成長を楽しみに子育てを頑張っていきたいです。

 

イラストレーター/まっふ

監修/助産師 松田玲子


著者:レイトン 愛加

5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!

 

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