はじめはよかった
私とママ友は、お互い家を行き来してさまざまな情報交換をおこなっていました。入籍や結婚式は私が早かったので自分の体験談を話したり、ママ友が心配していることを聞いたりして楽しくお付き合いしていました。
先に私が出産し、間もなく彼女も妊娠。妊娠したころから、子どもの将来や自分たち夫婦の老後の資金のための貯金や、資産運用について気になり出したようで、同じように情報交換をしていました。
人の家のお金事情を聞きすぎ!
ママ友は、貯金もですが特に資産運用に興味があるようで、自分が調べた情報をたくさん教えてくれました。はじめは自分のことを話しているだけでしたが話が進んでくると、わが家のことも把握しアドバイスしたい様子で、年収や夫婦の貯金、子どものための貯金、金額や貯金の方法まで詳しく聞いてくるようになったのです。
私はそこまで他人に詳しく話したくないですし、考えを押し付けてくるママ友との会話が苦痛になっていきました。
徹底的に対策!
私は貯金や資産運用は夫に任せているとごまかして、自分の話はしませんでした。実際は話し合って決めており、夫婦共に把握済みです。また、ママ友がお金の話を始めたら、ある程度話したあとに子どもや芸能界の話題など関係ない話にすり替えました。自分の話したい話をできないママ友は、少しリズムが狂っていた様子で……。
さらに、コロナ禍ということもあり、連絡がきたら活動を自粛しているということを伝えて誘われないように対策をしました。
話したくない内容は話さない、別の内容の話をする、予定自体が合わないようにするをという対策をして、今はほどよく距離をとって付き合うことができています。少し徹底しすぎかなとも思いますが、話したくない話題でしか盛り上がることのできない付き合いであれば、無理に続ける必要はないと思っています。
イラストレーター/山口がたこ
監修/助産師REIKO
著者:大村じゅんこ
急性期病院の看護師として働いており、現在は育休中。ファロー四徴症をもつ娘と在宅療養中。趣味は地元のJリーグ観戦。特技は字をきれいに書くこと。