20分間隔の弱い痛みから気付いたものの、なかなか進まなかった陣痛。30時間経ってやっと痛みも出てきて間隔も10分を切り、いざ入院したところまで前回はお話ししました。
今回は、入院してからの様子をお伝えします。
入院=分娩室(LDR)ではなく
やっと入院したものの、「もう少し進むのを待ちましょう」と分娩室ではなく部屋に案内されました。前回と同じ産院なので、2回目特典で部屋タイプがアップグレードになり、いちばん大きい部屋に。
内装を見て楽しむ余裕の経産婦。キングサイズのベッドでは夫が爆睡していて、思わず「おいおい」と心の中でつっこんでしまいました。産院に電話したとき、10分だった間隔ももう少し短くなってきていましたが、子宮口がまだ開いていないため部屋待機の指示。まだまだ冷静でいられる余裕の経産婦でした。
もう限界!!
「その言い方はちょっと……」と思いましたが、「経産婦さんはうんちが出そうな感じになったら連絡して」と指示を受けていたので、とにかく痛みに耐える、耐える、耐える。
前回の出産のときの、”痛みがきつくなる度に内診室へ行ったけれど、子宮口が開いておらず部屋に戻る”という経験から、とにかく「まだだ、こんなもんでは分娩室へ入れてもらえない」と自分に言い聞かせていました。そして入院から3時間が経ったころ、ついに限界がきました。
いざ分娩室(LDR)へ!
「結局のところ人間も動物なんだなー」なんてことを思いながら、分娩室へ向かうと、すぐさま分娩台へ上がるように言われました。とにかくもう痛みがキツイ状態なので、台に上がろうにも脚が上げられず、やっとの思いで上がりました。
いろいろと指示が出るのですが、いよいよ最終ファイト直前、経産婦とはいえ余裕がなくなってきて「あー出産ってこんな感じだった……」と忘れていた前回の出産のことを思い出していました。
やっとの思いで分娩台へ上がってから2時間。次女が元気に産声をあげました。長女のときは分娩台に上がってから5時間くらいかかったので、陣痛の痛みによく限界まで耐えたと自画自賛してしまいました!(TEXT:あきひめいちご)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。