2歳の息子から衝撃の言葉が…
生理中のイライラがどうにもならず、夫や子どもに当たってしまう私。そんなことを毎月繰り返していると、2歳の息子が夫に「ママせいり」という言葉を発するようになりました。
私にはこれがショックで……。2歳というと、だんだんと言葉を覚えてくるころで、親はその成長を喜ぶ年頃。それなのに、出てきた言葉が「ママせいり」だなんて……。しかも、その息子の言葉には「だからしょうがない」という、息子の心の声まで聞こえてきたような気がしたのです。
「いくら生理のイライラがホルモンの影響とはいえ、大好きな子どもに当たってしまった私はなんて情けないんだ、ごめんね」と感情が溢れ、息子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
歳を重ね、生理中のイライラは増すばかり。動きたいのに体が思うように動けないこともある。だからこそ、生理がひどいときは動けないことを受け入れ、のんびりする日に決めました。
反省してもイライラはおさまらない
しかし、そうやって反省したのに、また翌月生理がやってくると、また同じことを繰り返してしまう私……。
「このイライラはなぜ起こるのか? その原因を対処すれば治まるのでは? もしかしたら鉄分不足だから?」と考えた私は、鉄分補給のために、生理の日は決まって総菜屋さんでニラレバ炒めを購入して食べてみました。しかし、元々レバーは得意でなかった私は、最初のひと口はおいしいのに4口目くらいから箸が進まず……。半年ほどで毎月1回のレバニラ対処法は終了しました。
次こそはと、意気込んで乾燥プルーンを取り入れてみることに。輸入専門店でたまにおこなっているお得な日に大量買いしました。1日3粒を目安に食べるようにし、また、生理中だけではなく、日常的に食べるように心がけました。飽きてきたらヨーグルトに入れてみたりしましたが、結局味があまり好みではなく、続きませんでした。
そうやっていろいろと対処法を考えては実践してきましたが、体の不調はどんどん重くなっていきました。動きたいのに動けない。本当に体が動かない……。そんな状態になっていることに気づいた私は、開き直り、この体の状態を受け入れることにしました。
母親になった責任感から勝手に「やらねば」と自分自身に課していたハードルを取り除こうと決めたのです。
開き直って家族に宣言する
生理中はイライラするものだし、体は動かないもの、という状態をまずは自分が受けいれること。そして家族にも伝え、状況をわかってもらい、協力を得ることで心の負担がが減りました。そして誰にも当たらなくて済むように、家族に生理がひどいときは1日中のんびり過ごさせてもらうと宣言しました。つまり、生理症状がひどい日は「月1回だけ1日中何もしなくてい良い日」と決めたのです。
買い物は夫に仕事帰りスーパーに寄ってもらうようにし、休日であれば、夫に子どもを公園に連れ出してもらうなど、子どもの世話をなるべくまかせています。
このようにして家族の協力を得ていると、「動かなくては」という焦りが減り、気持ちが軽くなって、イライラが少し減ったような気がします。また、前もってそろそろ生理になることを伝えておき、家族にも体制を整えてもらうと、無駄な喧嘩も防げるようになりました。
私の場合、生理中のイライラは当たり前と素直に受け入れ、家族に知ってもらい、開き直って自分をいたわることで結果イライラから夫や子どもに当たることが減りました。
やらなきゃという責任感によって逆に情けなく感じてしまう自己嫌悪から、自分をいたわり家族に知ってもらって助けてもらうように意識を変えた私。ママのんびりdayに付き合ってくれた夫や子どもにありがとうの気持ちを伝えることで、自分の気持ちを整理できるようになりました。
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監修/助産師REIKO
著者/fmkmay18