自分の自由な生活を守りたい
他人との生活がイメージできなかった理由の一つが、ひとり暮らしが充実していたということです。誰にも拘束されず、干渉されず、好きな時間に好きなことをして、好きな時間に寝る。長時間お風呂に浸かっても誰にも文句は言われないし、真夜中まで出かけようが、外泊しようが自分の自由です。
それが、一緒に生活しているのが例え家族だとしても、多少は気をつかいます。家族でも気をつかうのに、結婚するとなると、家族以外の他人と一緒に生活することになるわけです。結婚願望も同棲願望もなかった私は、家族以外の人と一緒に生活することは考えられませんでした。
この人となら…と思った理由
他人と長時間一緒に過ごすと疲れてしまうことが多かった私は、自分でも無意識のうちに違う自分を装っていたのかもしれません。今思うと、彼氏ができても一緒に暮らしたいと思わなかったのは、彼の前で本来の自分を出せていなかったんだと思います。
しかし、今の夫とは、最初から長時間一緒に過ごしてもまったく苦痛に感じることはありませんでした。当初から恋人とか彼氏というよりも、家族に近い空気感を感じていたように思います。一緒に過ごす時間が長くなってもそれは変わりません。空気感が似ていて、同じ時間を心地良く共有できると思ったことが「この人となら一緒に生活できる」ということに繋がったと思います。
実際に始まった結婚生活は?
結婚することが決まってからも、私は「他人との生活」ということに不安がありました。しかし実際に一緒に生活してみると予想していたよりも楽しく、不安に思っていたことが嘘のように解消されました。
私以上にひとり暮らし歴の長かった彼との生活は、お互いに感謝しあって尊重し合って生活ができ、夫もできることは協力してくれるので私もとても助かっています。他人との生活が息苦しくなるのではないかと思っていましたが、そんなこともまったくなかったのです。
実際に結婚生活が始まり、やってみないとわからないことがたくさんあるんだと実感しています。特に子どもが生まれてからは、夫の協力があることがすごく助かっています。想像していたよりも他人との生活は悪くないものだと独身時代の自分に伝えたいです。
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著者/sugar111 佐藤