職場で尿もれ
私はブラジルで出産・子育てをしています。出産後、尿もれはあったものの仕事を長い間休むことはできず、娘が生後2カ月になったころ仕事に復帰しました。おりものシートを2重にしてトイレに頻繁に行って尿もれをなんとかしのいでいましたが、ある日会議が長引きトイレに2時間ほど行くことができなかったのです。
会議後急いでトイレにかけこみましたが、ドアを閉めた瞬間尿がもれてしまいました……。それも少しではなく、下着はもちろんスカートも濡らしてしまうほどの尿が出てしまったのです。
同僚の助けで事なきを得る
たまたまトイレにいた会社の同僚に事情を話たところ、同僚はフィットネスジムで着るウェアを持ってきているということで、貸してもらうことにしました。同僚は嫌な顔をするでもなく「自分も出産後に尿もれがあったよ!」と言ってくれました。
恥ずかしさでいたたまれない気持ちになっていたので、うれしかったです。その日はそのまま会社を早退させてもらい事なきを得ました。
夫のすすめでピラティスを始める
帰宅後夫にその日あったことを相談したところ、「ピラティスを始めたら?」とのアドバイスが。聞けばブラジルでは、産後の体力回復などを目的に、ジムやピラティスに通う人が多いとのこと。このままではリラックスして仕事や旅行などが楽しめないと思った私は、アドバイスに従いピラティスに通い始めました。
ピラティスを始めてから少しずつ尿もれが改善していき、半年ほどで尿もれはほとんどなくなりました。なにより楽しく通うことができてストレス解消にもなり、娘が5歳になった今でもピラティスは自分の趣味として続けています。
尿もれ改善に良いピラティスの動き
ピラティススタジオでは、以下のような動きが尿もれに効果があると指導されました。
①あお向けに寝転がり、足を肩幅くらいに広げ膝を曲げて立てる。その後、おしりと腟に力を入れながらおしりを浮かせて20秒ほどキープ。これを20回ほど繰り返す。
②立った状態で足を肩幅より少し大きめに広げ、つま先を外へ向ける。まっすぐ腰を少し落とし、腟に力を入れながらゆっくりと元の姿勢に戻る。これを30回ほど繰り返す。
私がピラティスで指導された動作はどれも体に負担の少ないものばかりで、産後の体でも安心して取り組めるものでした。
産後は子どものケアが最優先で、母である自分のことは後回しにしてしまっていました。ですが子どもの面倒をしっかり見るには体力が必要です。子どものケアはもちろん、自分の体をいたわることも大事なんだな……と感じた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
著者:レイトン 愛加
5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!