体験談&マンガ投稿コンテスト開催中!
この記事は、「体験談&マンガ投稿コンテスト」の予選通過作品です。この体験談について「共感できた」「参考になった」と思った方は、記事のタイトル下にあるハート♡を押して応援をよろしくお願いします。感想コメントもお待ちしています!
※作品の募集は締め切りました。
※現在連載中のイラストレーター等にも任意でご応募いただいています。
息子たちを連れて車で外出
長男が4歳、次男が2歳ごろのこと。当時、私は遊び盛りの2人を、毎日どこかしら外に連れ出していました。というのも、家にいるよりも外に出たほうが気分転換にもなりますし、私自身が日々のワンオペに気持ちが押し潰されそうになっていたからです。そんなある日、家から少し離れた所で楽しそうなイベントがあると聞きつけ、張り切って朝から支度をして出発しました。
運転中、私の手に何かが触れて…
車に息子2人を乗せて順調に走ったところで、高速道路が見えてきました。チラッと後ろをルームミラーで確認すると、2人とも車中で流しているDVDに釘付けに! よしよしと、私はスピードを上げ、高速道路に入ったのでした。
しばらく行くと、私の左手が何かに触れた気がしました。「運転中なのに何!?」と若干の恐怖が走りましたが、高速道路なので、すぐに車を止めるわけにもいきません。ところが、少しスピードを落としつつチラッと見ると……なんと次男が運転席と助手席の間にいたのです!
チャイルドシートを自分で外していた!
「なぜ!?」と一瞬にして私はパニックになりました。「ダメダメー! ちゃんと座っててー!!」と悲鳴にも近い声で言うのがやっと。しかもそれだけではなく、何と口をモグモグさせているではありませんか! そう、次男は、運転席と助手席の間に置かれたバッグの中にお菓子が入っているのが見えて、それを食べようと必死でチャイルドシートを外し、お菓子をゲットしてモグモグ……という状態だったのです。
DVDを見ているからと安心しきっていた私も反省しましたが、次男の食い意地には脱帽でした。まさかチャイルドシートを自分で外せるとは想定外! もっと想定外だったのは高速道路だったこと。チャイルドシートを外してしまう恐れが少しでもあるなら、それなりの対策をしておかなければいけないなと思った日でした。
それ以来、次男をチャイルドシートに乗せるときは、自分でシートを外せないように頑丈なひもでシートを結ぶようにしました。そんな次男も早4歳。もうチャイルドシートを勝手に外すなんてことはしませんが、このときの経験がいつも頭をよぎります。子どもはいつ何をやらかしてくれるかわからないですから、「念には念を」と日々心の中で思いながら子育てをしています。
著者:マッシュルーム
7歳と4歳の男児の母。現在は保育士のパートとして働いています。