私が一番大切にしているしつけ
私が息子たちへのしつけのなかで特に厳しく言っているのが、「靴をそろえること」です。なぜなら靴がそろっていなければまず見た目が悪いし、乱雑に置かれた靴が次に家に入ってくる人の邪魔になるかもしれないからです。
逆に家族の誰かが出かけようとしたときに靴が散乱していたら自分の靴が履きにくく、その人をイライラさせたり、時間のロスに繋がったりする可能性もあります。そのため私は靴をそろえるというしつけだけは絶対に譲りません。
夫が靴をそろえられない理由とは
一方で、夫は靴をそろえるのをよく忘れてしまいます。夫の実家は昔ながらの家で土間があり、その土間を家族用の玄関として使っています。そのため靴をそろえなくても正面玄関から入ってくる来客には見えないようになっており、夫の実家では靴をそろえる習慣がなかったのです。
それゆえ私は結婚してから6・7年、夫に靴をそろえるようずーっと言い続けていたのですが、夫はすぐ忘れてしまうのか、なかなかそろえられるようにならず、私は半ばあきらめていました。
夫が脱ぎ捨てた靴が原因で…
そんなある日、ちょっとした事件が起きたのです。前日の夜に帰宅した夫はいつものごとく仕事用の革靴をそろえていませんでした。その日は休日だったため、息子たちは意気揚々と公園に行こうとしていました。
息子たちが靴を履いて立ち上がったまではよかったのですが、まだよちよち歩きの次男が、夫が乱雑に脱ぎ捨てていた革靴につまずいて転んでしまったのです。次男は泣いてしまいました。するとその様子を見ていた長男が、「お父ちゃん、靴はちゃんとそろえないと邪魔になっちゃうんだよ」と夫を諭してくれたのです。
本来であれば大人が率先して息子たちにお手本を見せるべきところなのに、逆に夫が息子たちに教えられる形となってしまいました。夫は息子たちに謝り「これからはお父ちゃんも靴をそろえるようにするよ」と約束してくれました。それ以降、夫が靴をそろえ忘れる回数はグッと減ったのです。大人が子どもから学ぶこともあるのだなあと実感した出来事でした。
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監修/助産師 松田玲子
作画/ぐら子
著者:今岡めい
6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
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やる必要ないと思ってるんですよね💢