園用品について無知だった私
息子の幼稚園入園が決まり、これで4月から少しは自分の時間がとれるかなと、とても楽しみにしていました。そして幼稚園の面接から数日後、入園説明会がおこなわれるとのことで幼稚園へ。
説明会で配布された冊子には、入園までに用意しなくてはならない園用品がずらりと書いてありましたが、私はその内容を見て「えぇ!?」と驚愕。恥ずかしながら、私は幼稚園で使用する用品はほとんど幼稚園で買える物だと思っていたのですが、説明を聞いていると、何やら自分で製作しなければならない物が多いことがわかりました。
こんな物まで手作りするの!?
その冊子には、手作りしなくてはならない物として、お皿やコップを入れる巾着袋数枚、給食時に使うナフキン数枚、お弁当時に使うお弁当入れの巾着、さらには大きめの布バッグとまで書いてありました。
しかも布バッグには、自分でアップリケまたは刺しゅうをしなくてはいけないとのことで、もともと手芸が苦手な私はしばらくフリーズ……。入園までまだ3カ月ほどあったのですが、布や糸はもちろん裁縫道具も用意しなくてはならず、果たして登園開始時までに間に合うのか不安になってきました。
頑張ってはみたものの…
家にミシンはなく、ひたすら手縫いで作っていたのですが、さすがに私の力量では布バッグを作れず途方に暮れていました。しかし、幼稚園に通うことをとても楽しみにしている様子の息子。
長く使う園用品だし、ここはやっぱりかっこいい布バッグを持たせてあげたい!と思い、最終手段としてミシンを持っている実家の母親に布バッグの製作を頼むことに。せめてもの気持ちでアップリケだけは私が担当し、何とかギリギリ入園前までにはすべて完成しました。
こんなにも自作する園用品があるとは思っていなかった私。しかし、不格好ながら私の作ったアップリケがついた布バッグを持って登園する息子を見ると、頑張ってよかったなと思います。そして、入園後も必要に応じて園用品を作っていたので、少しは私の手芸スキルも上達したかな?と思う今日このごろです。
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監修/助産師 松田玲子
著者:竹の内 由紀
4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。