お互いに生理症状がつらくて…
高校2年生から3年生まで、同じクラスだった親友のAちゃん。偶然、出席番号が近かったこともあって仲良くなり、10年後の現在も心許せる友人です。
私もAちゃんも互いに生理痛がひどく、2人とも毎月のように腹痛や貧血に悩まされていました。生理がつらいときは授業を休むことも多々あったため、そんなときはお互いのノートを貸し借りしたり、委員会に代打で参加したりすることも度々ありました。
私がナプキンを忘れるたびに
私が特にAちゃんに助けられていたなあと感じるのが、突然生理が始まった日に、うっかり生理用ナプキンを忘れてしまったときのことです。ずぼらな性格ゆえにナプキンの補充を怠ることの多かった私は、「どうしよう! ナプキン持ってきてないのに、生理がきた……」と慌てることが、少なくありませんでした。
そんなとき、Aちゃんはよくナプキンが大量に詰まったポーチを手渡してくれ「遠慮なく使ってな」「私もトイレついていこうか?」と、姉御肌な対応をしてくれました。
今度は私が彼女の助けに
反対に私がAちゃんによく感謝されていたのが、私の温かい手。私は、子どものように体温が高く、常に手がポカポカと温かかったことのです。生理中は特に手足の冷えがひどくなるAちゃんだったので、体温の高い私が、よく彼女の手を手をギューッと握ったり、おなかをさすってあげたりしていました。
生理のたびに彼女の手を温める私に、いつも「天然のカイロやなあ」とAちゃんから笑われていたのも、今となっては懐かしい思い出です。
高校時代は特に生理痛が重く、つらかった印象がありますが、親友と互いにフォローしあうことで乗り越えられていたように思います。体や心が不調になりがちな生理の訪れも、仲のいい友だちとであれば、ご機嫌に過ごすこともそう難しいことではないのかもしれないなと実感しました。
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監修/助産師REIKO
著者/鮭いくら