2021年、女の子に人気の名前ランキングTOP20をご紹介いたします!
1位 紬(主なよみ:つむぎ)
2021年女の子の名前ランキング首位を獲得したのは、「紬」。2020年の名前ランキングからワンランクアップしました。「つむぎ」はよみランキングで3位にランクイン。ここ数年大変多く名づけられるようになった名前です。
「紬」とは紬糸で織られた美しく丈夫な絹織物を意味し、江戸時代には普段着として愛用されていたほど。「紬のように丈夫な縁や絆に恵まれますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。
2位 凛(主なよみ:りん)
2020年3位から1ランクアップした「凛」。「りん」というよみは、17位にランクインしています。
「凛」は、きりっとしていて隙が無いという意味を持ち、「凛々しい」「凛とした」「凛然」などにも用いられることから、自立した女性のイメージを受けるようです。
3位 陽葵(主なよみ:ひまり、ひな、ひなた)
あたたかい太陽を表す「陽」と、太陽に向かって咲く花「葵」を組み合わせた「陽葵」。2020年は1位でしたが、2021は3位という結果でした。
よみでは「ひまり」が14位、「ひな」は16位、「ひなた」は23位にランクインしています。あたたかな日だまりの中、元気いっぱい咲く花を連想するような名前ですね。
4位 葵(主なよみ:あおい、めい、あお)
2020年の7位から、4位へランクアップした「葵」。よみでは「あおい」が6位、「めい」は5位にランクイン。
「葵」は太陽に向かって咲くことから、「葵の花のようにすくすくと明るく育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。
5位 澪(主なよみ:みお、れい、しずく)
2020年の9位から5位へランクアップした「澪」。「みお」はよみランキングで2位、「れい」は54位、「しずく」は80位にランクインしました。
「澪」は、水の流れの作用で細くなったさまや水路を意味します。漢字ランキングでは56位にランクイン。みずみずしく、爽やかな印象を受けるようですね。
6位 芽依(主なよみ:めい)
草木が芽吹く様子を表す「芽」に、頼りにするという意味がある「依」を組み合わせた「芽依」。「めい」はよみランキング5位と、近年多く名づけられている名前のひとつ。
エネルギッシュな印象を受けるようで、そのよみの響きから特に5月に人気が高まる傾向にあります。
7位 結菜(主なよみ:ゆな、ゆいな、ゆうな)
人とのご縁を表すような「結」に、かわいらしい黄色い菜の花を連想させる「菜」を組み合わせた「結菜」。よみでは「ゆな」が22位、「ゆいな」が37位、「ゆうな」は50位でした。
「菜の花ネーム」の一つで、親しみやすい印象を受けるようですね。
8位 結月(主なよみ:ゆづき、ゆづ)
人とのご縁や結びつきを表す「結」に、夜空をやさしく照らす「月」を組み合わせた「結月」。「ゆづき」は2021年女の子のよみランキングで24位、「ゆずき」は57位にランクインしました。
夜空に輝く美しい月を連想させるような、綺麗な名前です。
9位 陽菜(主なよみ:ひな、はるな、はな)
2020年の10位からワンランクアップした「陽菜」。「ひな」は2021年よみランキングで16位、「はな」は13位にランクインしました。
日の当たる丘や、あたたかい太陽を意味する「陽」に、菜の花を意味する「菜」を組み合わせた名前です。特に菜の花の咲く時期に増加する「菜」を名前に用いた「菜の花ネーム」の一つでもあります。
10位 莉子(主なよみ:りこ)
夏に香りのよい小さな花を咲かせる「茉莉花(ジャスミン)」にも用いられる「莉」に、日本的な印象を受ける「子」を組み合わせた「莉子」。「りこ」というよみは21位でした。
「りこ」というよみが現代的な響きでありながら、「子」を用いた和風で古風な印象もある「レトロネーム」の一つです。
11位 結衣(主なよみ:ゆい)
2020年と同じく2021年も11位にランクインした「結衣」。「ゆい」はよみランキング4位と人気が高いです。
人とのご縁や結びつきを表し、物事をまとめてしめくくる・植物が実りをつけるという意味のある「結」に、美しい衣や絹を表す「衣」を組み合わせた、品の良さを感じさせる名前です。人気女優の新垣結衣さんをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
12位 結愛(主なよみ:ゆあ、ゆいな、ゆめ)
2020年から引き続き名前ランキング12位にランクインした「結愛」。よみランキングでは「ゆあ」が18位。「ゆいな」は37位、「ゆめ」は75位です。
結ぶ・(植物が)実をつけるという意味をもつ「結」に、愛しむ・愛でるという意味の「愛」を組み合わせた、愛に満ち溢れた印象を受けるような名前です。
13位 彩葉(主なよみ:いろは、あやは、さわ)
2020年の18位から5ランクアップした「彩葉」。「いろは」というよみは15位でした。「いろはにほへと」という昔ながらの言葉を連想することができる、「レトロネーム」の一つです。
色を取り合わせたさまを意味する「彩」と、草木の葉や花びらを表す「葉」を組み合わせた名前です。「才能豊かな美しい女性に育ちますように」と願いを込めて名づけてもいいですね。
14位 咲良(主なよみ:さくら、さら)
2020年と同じく14位だった「咲良」。「さくら」というよみは20位、「さら」は19位にランクインしました。
「笑う」という意味があり華やかさを感じる「咲」に、純粋で性格の良い印象を受ける「良」を組み合わせた名前です。春の象徴である、桜にまつわる「サクラネーム」の一つです。ガールズグループの元IZ*ONEの宮脇咲良さんが活躍されています。
15位 杏(主なよみ:あん、あんず、こう)
2020年と変わらず15位にランクインした「杏」。「あん」は2021年女の子のよみランキングで78位でした。
「杏」は春先に淡いピンク色の花を咲かせ、初夏にオレンジ色のかわいらしい実がなる「あんず」を意味する漢字。「見目麗しく愛らしい女の子」というイメージを受けるようですね。同名では女優の杏さんが活躍されています。
16位 咲茉(主なよみ:えま)
2020年の25位から16位へ大きくランクアップした「咲茉」。「えま」というよみは、今年よみランキングで1位を獲得した、いま最も多く名づけられている名前のよみです。
「笑う」という意味がある「咲」に、白い小さな花を咲かせる「茉莉花(ジャスミン)」に使われる「茉」を組み合わせた名前。「笑顔が絶えないかわいらしい女の子になりますように」という想いを感じられるようですね。
17位 琴葉(主なよみ:ことは)
2020年19位から、2021年は17位へ順位を上げた「琴葉」。「ことは」はよみランキングで30位にランクインしました。
美しい音色の弦楽器を意味する「琴」に、爽やかで清潔なイメージの「葉」を組み合わせ、古風でみやびやかな印象を受ける美しい名前です。「まるで琴の音色のように、凛とした美しい人になるように」と願いが込められているようですね。
17位 楓(主なよみ:かえで、ふう)
2020年の21位からランクアップした「楓」。「かえで」はよみランキングで76位でした。
「楓」は秋から冬にかけて美しく紅葉することから、毎年秋冬生まれの女の子に多く名づけられる傾向にあります。また、種子に翼のようなものがついていることから、「大空を羽ばたくように成長しますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。
19位 美月(主なよみ:みつき、みづき)
美しく華やかな「美」に、神秘的なイメージの「月」を組み合わせた「美月」。漢字ランキングでは「美」が10位、「月」は18位とどちらも多く使われる漢字です。
夜空にやさしく光り輝く月を連想させるような名前ですね。同名では、女優の山本美月さんが活躍されています。
20位 凜(主なよみ:りん、しゅり)
本ランキング2位の「凛」の旧体字である「凜(主なよみ:りん)」。漢字ランキングでは77位でした。
「凛」と同じ意味の漢字ではありますが、「しっかりと自分の考えを持った自立した女性になりますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。よみに「ん」がつくことで、かわいらしい印象になる「撥音ネーム」の一つです。
2021年女の子の名前ランキングTOP5のうち4つが、「紬」「凛」「葵」「澪」といった「一文字ネーム」となっており、今年のトレンドといえそうです。
また、TOP10には「紬」や「莉子」など日本的な名前がランクインしており、やさしい古風な印象のある「レトロネーム」が多く名づけられていました。これから女の子の名前を考えられる方、参考になさってくださいね。
(※)「凛」と「凜」は同じ「りん」とよむ名前ですが、漢字のつくりの下部分が「示」か「禾」で異なる異体字です。旧字体の「凜」が先に人名用漢字に追加され、新字体の「凛」は2004年に人名用漢字に追加されました。ベビーカレンダーの調査では、どちらも人気が高い名前であるため、分けて集計しています。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年1月1日(金)~2021年10月1日(金)
調査件数:115,687件(男の子:58,739件/女の子:56,948件)