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息子が泣き叫ぶ声に耐えられなかった…「ひとりにしてごめんね」生後4カ月でベッドから落下【体験談】

生後4カ月ぐらいまでとにかくよく泣いていた息子。夫は仕事が忙しく、両親は遠方に住んでいて、義両親は共働きのため、誰にも頼れず初めての育児に心身ともに疲労困憊となっていました。ある日、泣き止まない息子にイライラしてしまい、泣き声に耐えられなくなった私はベッドの上に息子をひとり置いて、寝室の扉を逃げるように閉めました。その瞬間、事故が起きてしまったのです。

息子をかわいいと思えなくなる

息子は新生児のころから何時間も泣き続けるような子でしたが、一度眠るとまとめて数時間は寝てくれるため、何とか育児を頑張ることができていました。しかし生後3カ月のころから、日中はトータル30分寝てくれたら良いほうで、夜中は1~2時間おきに起てしまうように。

 

きっと息子も眠いはずですが、うまく寝ることができずいつも不機嫌で顔を真っ赤にして泣いていました。毎日の寝不足と、甲高く大きな声で泣く息子と2人きりの毎日が、次第に苦痛と感じるように……。私は世界一愛おしいと思っていた息子を、いつしかかわいいと思えなくなってしまったのです。

 

 

ひとりにしてしまった後悔

いつものように、抱っこをしても授乳をしても顔を真っ赤にして泣き叫び続ける息子に耐えられなくなってしまい、柵がない大人用のベッドに息子をあお向けにして粗く置いてしまいました。当然息子はさらに激しく泣いてしまい、まったく泣き止まず寝てくれないことへのつらさとイライラで、息子をベッドの上にひとりにして寝室の扉を思いっきり閉めたのです。

 

その数秒後、ゴンッ! という衝撃音と、「ギャー!」と今まで聞いたことがないような息子の絶叫が聞こえ、一気に血の気が引きました。すぐに寝室の扉を開けると、息子が寝返りをしてベッドから落下。今まで見たことがないくらい泣き叫ぶ息子を見て、「なぜひとりにしてしまったんだ」と大きな後悔と、息子に対する申し訳なさで私は胸が張り裂けてしまいそうでした。

 

 

診察の結果

抱っこをしてあやすと息子は数分で泣き止み、おっぱいを飲んだあと何事もなかったかのように寝てくれました。その後、かかりつけ医に電話をして事情を説明するとすぐ診察してくださることに。たんこぶができていないか、目の動きはおかしくないかなどを調べていただきました。

 

頭を打ったときにすぐ泣いたことや、食欲もありずっと不機嫌ではないため問題ないだろうという診断結果。先生と看護師さんの前でしたが、大事に至らなかったことにホッとして、私は泣きながら息子をたくさん抱きしめ何度も謝ったのでした。

 

 

その後、夫に相談して、住んでいる自治体でおこなっている子育てサポート制度を利用することに。頼れるものはすべて頼り、無理をしないようにしたことで私の気持ちに余裕が生まれたのです。穏やかな気持ちで子育てをできるようになったことが息子に伝わったのか、夜泣きや日中のグズグズが徐々に減っていったのでした。現在息子は1歳になり毎日元気いっぱい過ごしてくれています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:米久 熊代

0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。

 

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