「同じような病気で悩んでいる誰かのお役に立てれば」という気持ちで、描き始めたというMichikaさん。婦人科の病は、女性なら他人事とは思えませんね。
Michikaです。こちらは2020年末に子宮筋腫の治療で子宮を全摘出した体験を元に書き起こしたオリジナル漫画です。病気治療記と言っても、専門的な知識があるわけではない素人の主観的な記録です。実際に体調に不安のある方の治療のきっかけや不安の解消に繋がれば幸いではありますが、参考程度にしていただき、必要な方はちゃんと病院に行って診てもらってくださいね。
※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。
入院前日、みんなで映画を観に行きました。
しかし、映画の途中、トイレに行きたくなった次女。いつも通り私が一緒に行こうとすると「ねぇねと行くっ‼︎」と断られてしまいました。「なんで!? いつも「ママがいい」って言うじゃん!?」とショックを受けた私でしたが……。
ちなみに長女はこの日、部活中にひとりでは歩けないほどのケガをしています(詳しくは46話をご参照ください)。「ねぇねと行く!」と次女に言われても、ねぇねは連れて行ってあげられないのです。しかし……
長女のケガは、子どもたちにとっても想定外のトラブルだったようです。
でも、そのおかげで、彼女たちのやさしさに気付くことができました。
子どもたちはいつも私が映画のクライマックスを観れていないことを知っていたし、
原作を私だけ読んでいなかったことも知っていたし、入院前日だったし。
この日ばかりは、ママがゆっくり観れるようにと考えてくれていたんでしょうね。
(結局、長女が一緒にトイレに行けないことを説明し、私が行きました)
まぁ、三女もそのつもりだったかどうかはあやしいですけどね。このやりとりの最中もポップコーンに夢中でした。苦笑
ついでに言うと、夫に関してはまったくそういう気が回らなかったようです。
むしろ、一番後ろに座っていたので、次女がソワソワしていたことに真っ先に気付いていたようなのですが、声をかけず……。あとから夫が「もっと早く行きたいって言わなきゃダメでしょ!」と次女を叱っていたので、私が「気付いてたならお前が連れて行けーーーっ!!!」と、100倍叱っておきました。
さて、なんだかんだありましたが、一応子どもたちとの約束も果たし、いよいよ入院です。
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。