妊娠をすると、「何か赤ちゃんのために始めたい!」と思うママも多いですよね。そのひとつに「胎教」があります。
一見、教育的指導といったイメージがありますが、実際はどういったものなのでしょうか?私自身が行った胎教音楽の体験談と効果、方法などをまとめました。
胎教はママとの絆を深めるスキンシップ!
将来、頭のいい子に育てたくて、バイリンガルテープを聞かせるといった話もあります。胎教を行ったことで、天才児が生まれたケースは今現在ありません。
胎教は、胎児の発達にいい影響を与えると考える人もいれば、親子のコミュニケーションと捉える人まで考え方は十人十色です。
ただ、胎教は早期教育という意味ではありません。ママと赤ちゃんのコミュニケーションを取る意味であることを知っておきたいですね。
胎教に早すぎるはない!
胎児の聴力が完成するのは妊娠6カ月ごろといわれていますが、妊娠に気付いたときから胎教を始めましょう。ママがリラックスすることで、胎児の脳の成長にいい影響を与えるからです。
私はピアノが趣味だったこともあり、音楽での胎教を行いました。午前中の決まった時間にピアノを弾きました。クラシックを中心に弾いていると、心地いい気持ちに。胎動を感じる時期には、ピアノを弾き始めると赤ちゃんがグルグル回ってよろこんでいましたよ。
なぜ胎教にクラシックがいいの?
小川のせせらぎやそよ風などを感じると、眠くなることってありますよね。それが「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」というメカニズムと深く関係しています。クラシック音楽には、その1/f ゆらぎの現象が現れることから胎教にいいとされています。
ゆらぎの効果により脳波がα波になり、リラックス状態になるそう。よってクラシックに限らず、自分が心地いいと思える時間を過ごすことがいちばんの胎教になるんだと思います。
音楽は胎教を始めるのに、手軽でおすすめです。また、クラシック音楽がいいからと言って、無理に聴く必要はありません。自分がリラックスできる曲を選ぶことが大切です。ただ、イヤホンからだと胎児に聞こえないのでご注意を。(TEXT:田中由惟)