この時期の赤ちゃんとかわいいしぐさ
■5カ月
首がすわり、うつ伏せの状態で両手を使って遊んだり、興味がある物に手を伸ばしたりするようになります。また、寝返りをしたり、腰をささえると少し座れるようにもなります。また、このくらいの時期になると記憶力がついてきて、人の顔が区別できるようになります。そのため、人見知りが始まる赤ちゃんも。口の機能が発達し、ブルブルとくちびるを鳴らしてその音を楽しむ赤ちゃんも出てきます。離乳食を開始するのもこのころから。大人の食事に興味を持ったり、支えがあればおすわりできるようになれば離乳食の始め時です。
■6カ月
寝返りがじょうずにできる赤ちゃんが多くなります。手で支えてあげるとおすわりもできるようになる赤ちゃんも。手の動きも発達してきて、触るから持つという動作ができるようになり、右手から左手へ物を持ち替えることもできるようになります。生後6カ月を過ぎたころから喃語が盛んになり、まねしてあげると喜びます。この時期になると、泣いたらママがそばにきてくれることを覚えるため、ママを呼ぶために泣くことがあります。また夜泣きが始まる時期でもあります。
■7カ月
ひとりでおすわりができるようになります。うつぶせのまま前に進む、ずりばいをしたりハイハイする赤ちゃんも。指の動きはさらに発達し、自分の気になるおもちゃを手にとって触ったり手や足を動かしたりしながら喃語を発することが多くなります。目で見た物を体で再現できるようになってくるため、ママやパパのまねっこをするように。また、ママや近くの大人の行動に興味を示し始める一方で、身近な人への愛着が強くなり、いつもと違う人や場所では泣き出したり、笑わないなど人見知り・場所見知りをする赤ちゃんも多くなります。
■8カ月
おすわりがさらに安定するようになり、横を向いたり、振り返ってもゴロンと転がらないようになります。ハイハイをする赤ちゃんも多くなりますが、個人差があり、ハイハイをせずにつたい歩きするようになる赤ちゃんもいます。運動量が増えるにつれて、食べる量も増えてきます。また、名前を呼ばれると振り返ったり、両手をパチパチと打ち合わせることもできるようになります。いないないばあやハンカチでおもちゃを隠す遊びに夢中になる赤ちゃんも。
これまで母乳や育児用ミルクだけを飲んでいた赤ちゃんも、生後5カ月を過ぎると離乳食が始まり、また新たな段階に移行する時期になります。寝返りやハイハイなどができるようになったり、ママやパパとのやりとりができるようになるなど赤ちゃんの成長を感じられるでしょう。好奇心旺盛な赤ちゃんの思いもよらない行動に驚かされることもあるかもしれません。赤ちゃんが生活する環境を今一度見直し、赤ちゃんが安全に過ごせるようにしていくことも大切です。「初めての◯◯」が多いこの時期、動画に納めておくのもいいですね。