産院によって先生の考え方もさまざまです。また、出産のスタイルもこだわれば、いろいろな選択肢があります。
そんな中で自分に合う、ストレスも少なく楽しい入院ライフを送るためには?筆者の2回の出産経験から考えることをお伝えしたいと思います。
どう産みたい?出産や入院のスタイルを決めよう!
少し前までは水中出産やフリースタイル出産など、”どう産むか?”がホットだった気がします。ですが今は痛み自体にスポットを当てて、無痛分娩や和通分娩がホットな話題のようですね。
このように、”どう産むか?”ひとつとっても選択肢がたくさんあります。出産が視野に入ってきたら、自分はどんな出産や入院のスタイルが選びたいかをご夫婦で一緒に考えてみてください。出産は産んでからの家族の協力が欠かせないので、家族が反対するようなプランはあとが大変ですよ。
ネットで集められる入院情報
私が長女を出産したときの病院は、ずっと電車から見て気になっていた産院に決めましたが、2回目の出産の双子のときは、NICUがある病院を強くすすめられたのでインターネットで探しました。
里帰り出産や転勤などの特殊な例を除き、健診を受けた産院で入院・出産することになるので、「どこに健診に行くかから出産は始まっている」と言えると思います。
診察を受けてみて先生の考え方や産院の雰囲気など、どうしても納得がいかない場合は、初期の検査をすべてやり直してでも違う産院のドアをたたきましょう。最後はその先生が赤ちゃんを取り上げてくださることになるのですから。
無理なく通えるかも大事!
診察に通う期間は10カ月と長いです。最初は軽かったおなかも臨月にはとても重たくなって、自分の体もしんどくなってきます。そういう体の変化も考えると通いやすさというのも選ぶときに大切になってくる点だと思います。
私の双子出産のときは、第1希望の病院は遠くて通えず、NICUがある2か所から、自分も家族も通いやすい方を選びました。短期間とはいえ洗濯物を取りに来てもらったり赤ちゃんの顔を見に来たり、家族も通うことになるからです。
出産入院は自分の考えももちろんですが、家族も納得できるものであることが最終的にみんなの笑顔につながるのではないかと思います。人生に何度もない貴重な経験ですので、じっくりと選んでみてくださいね。(TEXT:楠田りら)