こんにちは。バースデープランナー協会の吉田采都子です。小さなお子様のパーティで子ども同士のいさかいで楽しめなくなってしまうことはよくあることではないでしょうか。
ちょっとしたケンカではあるものの、育て方が悪かったのかも…と自己嫌悪に陥るママも大勢います。
お友だちのバースデーパーティーをプランニングした時の出来事で忘れられないエピソードがあります。楽しくパーティーを開催するためにはちょっとした工夫が必要なんです。
とっても可愛いフェアリーパーティ!
主役はハーフの妖精みたいな5歳の女の子。その今年は愛らしさを活かしてティンカーベルをモチーフにしたフェアリーパーティをプランニングしました。ネバーランドの妖精の棲家をイメージした妖精が思わず羽根を休めたくなるようなパステルカラーを散りばめました空間に、主役の椅子にはピンクの羽根を付けて可愛いエンジェルチェアシートに仕上げました。
天使の羽の悲劇!
お母さんと一緒に会場へ訪れた小さなお友だちは3人。お部屋へ入るといつもと違うお友だちのお部屋の雰囲気に大興奮!そして、誰もが、ピンクに輝く天使の羽のお席に座りたがります。今回は特に、主役の女の子はちょっと気が強いタイプだったので、『ここは、私の席だから他の人は座っちゃダメ』と宣言。
ゲストのママたちも、子どもたちに『今日の主役は●●ちゃんだからこっちに座りましょう』と必死になだめますが、少し納得がいかない様子。主役が席をはずしたすきに、ちゃっかり別の子が座ったことで、天使の席を巡って言い合いが始まり出しました。
ママ達が必死に『今日は●●ちゃんのお誕生日だから!!』と言い聞かせても納得いかないのがこの年代の女の子。結局収拾がつかずピンクの羽根は主役席の後ろの壁飾りになりました。
全員プリンセス気分で楽しむコツ
未就学児の女の子は、ピンク色の取り合いや可愛いものの取り合いがよくありますが、それは決してわがままではなく、女の子の成長に欠かせない大切な過程です。言い聞かせて納得させるはもちろん正しいのですが、楽しく過ごすパーティのシーンに向いていません。
おしゃれして気分が高揚している時は、より可愛いものに目が行きやすく、気持ちを制御しにくいのです。高揚した気持ちを抑えるのは並大抵のことではありません。
主役扱いは、できるだけ衣装やティアラなどで差別化せず、できればお揃いがベスト。主役気分は、お祝いの歌やケーキのロウソク消しで存分に表現してあげましょう。パーティー全体の8割を全員プリンセス気分で楽しませてから、主役へのプレゼント交換に入ると、未就学児でも納得してすんなりゲストの枠割を理解してくれます。
いかがでしたか?
今は兄弟姉妹も少ないので未就学時代に『我慢する』のに慣れていない子どもたち。公のシーンで突然我慢を強いられると戸惑ってしまいます。ただ、決して現代の子どもがワガママなわけではないのです。時が解決してくれるので、ママも子供も笑顔で過ごせる工夫をしてパーティーを楽しみましょう。
2013年パーティグッズ販売サイトBirthdaybankを立ち上げる。お部屋の飾り方やパーティのプランニングの方法を体系化し、日本バースデープランナー協会を立ち上げる。私らしく働く理想のスタイルを追い求め、バースデープランナー資格プログラムを開発。プランナー育成、レッスン開発に飛び回っています。