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若さの維持や新型コロナウイルス感染対策も期待できる話題のダイエット「緑茶レモン」【医師解説】#3

「若いころはたくさん食べても太らなかったのに……」とおなかのお肉をうらめしく思い、「ダイエットしてもなかなか体重が落ちてくれない……」と体重計の数値に愕然としたりはしていませんか? 「痩せたい!」と願う方におすすめの、今話題の飲むだけで痩せるというダイエット法を糖尿病や高血圧などの生活習慣病の専門医であり、ダイエット外来の医師でもある工藤内科院長の工藤孝文先生にお聞きしました。ダイエット効果のある「緑茶レモン」のさらなる健康効果についてもお伝えします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師工藤孝文先生

工藤内科院長。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学し、帰国後、大学病院などを経て現職。糖尿病・ダイエット指導・漢方治療を専門とし「ガッテン!」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)等メディア出演多数。『疲れない大百科』(ワニブックス)、『おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット』(日本実業出版社)等著書多数。
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話題のダイエット 緑茶レモン

 

生薬を加えるとさらなるダイエット&健康効果が

緑茶レモンと生薬のイメージ

 

――より効果が期待できる、おすすめの飲み方はありますでしょうか?

 

工藤先生 緑茶レモンは、そのまま飲んでも十分にダイエット効果がありますが、さらなる効果を期待したい人は、手軽に入手できる生薬を加えるのも良いでしょう。おすすめの生薬には次のようなものがあります。

 

・シナモン
ニッキ、桂皮とも呼ばれているパンやお菓子などでおなじみの香辛料。フラボノイドなど強力な抗酸化物質が豊富に含まれています。また脂質を減らす効果や血糖値を下げる働き、抗菌効果などもあります。

 

・しょうが
辛み成分「ショウガオール」には血流の流れを良くして体を温める効果があり、代謝が促進されて体脂肪の燃焼が期待できます。また、冷えからくる下痢や便秘の改善にも役立ちます。

 

・ミント
ミントは薄荷の英名で主成分はメントール。海外の研究によって、ミントの香りには空腹感を紛らわす働きがあることが判明しています。また、鎮静効果があり、気持ちをリラックスさせる効果もあります。

 

【緑茶レモンの作り方】

 

1 カップにレモン果汁大さじ1を入れる。
2 急須に緑茶小さじ1とお湯150mlを入れて2~3分蒸らす。
3 1に2を注いで混ぜる。
緑茶レモンに使用するレモンは、市販のレモン果汁(果汁100%)でも生のレモンでも、ダイエット効果に変わりはありません。

 

緑茶レモンは若さの維持にも役立つ飲み物

肌がきれいなイメージ

 

――緑茶レモンには、ダイエット以外の効果もあるのでしょうか?

 

工藤先生 緑茶に含まれているカテキンにはさまざまな種類がありますが、なかでも緑茶のみが含有しているエピガロカテキンガレート(EGCG)は、ビタミンCの約90倍、ビタミンEの約23倍の抗酸化力を持つといわれています。老化や肥満は体の酸化が原因ですから、抗酸化力のある栄養素をとることは、ダイエットはもちろん若さの維持にも役立ちます。

 

このエピガロカテキンガレートは82℃を超えると変性し、20℃以下では抽出されにくいとされていますから、緑茶は70~80℃程度のお湯でいれるのが良いでしょう。温かいものを飲むと血流が促進されるため、基礎体力が上がるという効果もあります。

 

とはいうものの、冷たい緑茶レモンを飲んではいけないということではありません。カテキンのうち免疫力増強効果があるエピガロカテキン(EGC) は冷水のほうが抽出力が高いという研究結果もあります。ですから、水出し緑茶を使った緑茶レモンには、お湯で抽出したものとはまた別の健康効果が期待できます。また、緑茶には新型コロナウイルスを無害化させる働きがあることも判明しています。

 

新型コロナウイルス感染対策も期待できる

水筒を持っているイメージ

 

――その情報もぜひ教えていただきたいです。

 

工藤先生 奈良県立医大の矢野寿一教授(微生物感染症学)の研究チームが、市販のペットボトルの緑茶によって新型コロナウイルスが無害化されるという研究結果を発表しました。まだ基礎研究の段階で、今のところは人での効果は未確認のようですし、すべての緑茶でその効果が確認されているわけではありません。しかし、30分でウイルスがほぼ不活化した緑茶もあったそうです。

 

――緑茶レモンを飲むことはダイエットはもちろん、新型コロナウイルスの感染対策としても期待できるということでしょうか。

 

工藤先生 そのとおりです。これまでどおりマスク、手洗い、うがい、こまめな手指のアルコール消毒などに加えて、緑茶レモンを新型コロナウイルス対策に加えることも一案です。緑茶レモンは水分補給としてこまめに飲む飲料にも適しています。その場合は、500ml程度の緑茶レモンを作って水筒やマグボトルなどに入れて持ち歩くと良いでしょう。

 

――ちなみに気になるダイエット効果なのですが、どれくらいで効果が表れるものなのでしょうか?

 

工藤先生 まず3日間、毎日食前に3回、緑茶レモン1杯を飲んでみてください。3日が過ぎるころには、明らかなダイエット効果を実感できるはずです。

 

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:熊谷あづさ

ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。

 

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