全財産をすぐに見せてきた夫
私たち夫婦は交際0日婚という電撃婚です。もともと知り合いだった夫と何年かぶりに再会し、2~3回目くらいのデートで、夫のほうから結婚の話を匂わせ、私も結婚を意識しました。そのとき、知り合ってからは数年が経っていましたが、頻繁に会うほどの仲でもなかったので、まだ「ただの知り合い」という程度の関係でした。
私との結婚を意識した彼は、私の信用を得ようと思ったらしく、なんと持っている通帳をすべて私に見せてきたのです! 後々聞いた話によると、彼の恩師のような存在の人に「通帳を見せれば、きっと信用してもらえる」と言われていたのだとか。
夫は私の収入や貯金に興味がない
通帳を見せてもらったことで、私は彼の全財産とおおよその毎月のお給料、ボーナスなどを知ることになりました。しかし彼は、私の貯金額や給料日などは一切知りません。それは今でも変わりません。
夫いわく、「妻の収入や貯金額などを知るのは男らしくないし、たくさん貯金があれば頼ってしまうし、少なくても不安になるので、知らないほうが良い」とのことでした。必要なときに必要なお金があれば良いという思っているそうです。
必要経費は担当をわけて
現在、交際0日の電撃婚から数年が経ちましたが、生活に必要な家賃、水道光熱費、保険料、携帯などの主な出費は夫が出し、食費や生活用品代は私が出す、という担当ができました。それ以外の貯金や家庭内での大きな出費は私が担当し、日常の外食などは夫が担当です。
お互いに必要経費を担当しているこのスタイルは、お互いに管理されたくない私たちにとって合っている気がしています。
そもそも私は、独身時代から「結婚したら夫に養ってもらう」というのが嫌で、好きな仕事を辞めて家庭に入るのも嫌でした。「好きな仕事は続けてほしい」と言ってくれたことも、夫との結婚を決めたポイントです。夫は夫で、結婚したら妻に給料の管理をされるのが嫌だと思っていたらしいので、お互いこのスタイルで良しとしてくれる相手と結婚してよかったと思います。
今後マイホーム購入や子どもたちの成長につれての出費が増えてくると思いますが、その都度どうしていくかは夫婦で話し合っていきたいと思います。
著者/sugar111 佐藤 幸代
イラスト/マメ美
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