なかなか眠ってくれない息子
私の息子は生後6カ月ごろまで眠る時間が決まっておらず、いざ寝かせようと思っても大泣きすることがしばしばありました。息子が大泣きしたときには1時間以上泣き止むまで悪戦苦闘し、ヘトヘトになって私も一緒に寝てしまうという毎日。
いつ終わるかわからない寝かしつけのことを考えると、私は憂うつな気持ちになっていました。このままでは、自分が精神的に落ち込む一方だと思った私は、何冊かの育児本を読みスムーズに息子を寝かしつける方法を探し始めました。
まずは生活リズムを整える
起きる時間が定まっていなかった私と息子は、毎日同じ時間に起きてカーテンを開けて太陽の光を浴び、食事やお風呂、寝る時間も決めてみることに。自分の生活リズムが整うと体がスッキリと目覚め、日中の活動へも意欲的になりました。
朝から家事もスムーズに進むため、午前中から外へ出かける時間ができ、息子も午前中たくさん日光を浴びる時間ができました。午前中たくさん日光を浴びるようになった息子は、昼食を食べながら眠くなるように。昼寝の寝かしつけはほぼ必要なく、いつの間にか寝てしまうようになりました。
寝る前の「いつものながれ」をつくる
息子は昼寝のときはスムーズに寝てくれるようになりましたが、夜はまだすぐに寝てくれないことも。そのため、わが家の寝る前の「いつものながれ」を作って、息子が自然に眠くなる環境を整えることにしました。
お風呂に入ったあとは、寝室で息子に今日楽しかったことを話したり、「大好きだよ」と伝えたりする時間に。その後は明かりを間接照明のやさしい光のみにして、絵本を2~3冊読んでから子守歌を歌って就寝というながれを毎日してみることにしました。
徐々に効果が出てきた「いつものながれ」
はじめは、私が子守歌を歌い始めると、息子は眠りたくないと主張するように大泣きする日もありました。しかし一度決めたことを変えてしまっては息子も逆に混乱する、と自分の心に言い聞かせながら子守歌を歌い続けて寝かせるようにしました。
1時間以上大泣きして疲れて寝てしまうこともありましたが、徐々にスムーズに眠ってくれるように。息子の場合は「いつものながれ」を継続して約2カ月後の生後8カ月のころには、子守歌を1曲歌い終わる前に眠ってくれるようになったのでした。
寝かしつけがスムーズになってからは、息子が寝たあとに自分の時間を確保できるようになりました。忙しくて日中に終わらなかった家事をしたり、体調が悪いときには早めに就寝したり、趣味の時間にあてたりしています。自分時間ができたことで気持ちにも余裕を持てたので本当によかったと思います。
著者:石垣まり/女性・筆耕士。5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠や出産、育児、芸能などの記事を執筆中。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています