抱っこしないと寝てくれない
息子は生後1カ月ごろから夜は寝ぐずりするようになり、誰かが抱っこしないと深く寝つけなくなってしまいました。私は、まだ生まれて1カ月なので抱っこされているという安心感がないと眠れないのかなと考え、抱っこしながら息子を寝かしつけていました。
息子は私が抱っこしてから10分ほどで目を閉じるのですが、そのままベッドに寝かせると泣いて起きてしまいます。そのため、毎晩1時間ほど息子を抱っこして深い眠りについたことを見届けてからベッドに寝かせていました。
寝かしつけをラクにしたい
息子が生後3カ月になったころから、私は大きくなってきた息子を抱っこして寝かしつけることが大変だと感じるようになりました。このままでは息子が抱っこしないと寝ない子になってしまうのではと考えた私は、抱っこしなくても寝かしつけられる方法を探しました。
まず私がはじめに試したのは、動画サイトで検索して見つけた心音を息子に聞かせる方法です。私は心音を聞かせるだけで寝かせられるのであれば、すごくラクになると思いましたが、息子には効きませんでした。次にバウンサーで息子を寝かしつけたあと、ベッドに移動させてみようとしましたが、バウンサーでは寝てくれませんでした。
試行錯誤の末に見つけた方法
良い方法が見つからないなか、私は息子を抱っこして寝かしつけることに疲れてしまいました。ある晩、疲れた私はただ息子とともにベッドに横になり、息子が好きな手遊びをしながら過ごしていました。いつものように手遊びを見始めた息子ですが、ふと気づくと寝ていたのです。次の日も私は息子と一緒にベッドで横になり、手遊びをしてみました。
遊び始めてから30分くらいで息子は泣き始めてしまいましたが、そのあと抱っこするとすぐ寝ついたのです。ベッドで一緒に横になり、遊びながら息子が寝るのを待つようにしてみるとラクに寝かしつけられるようになりました。そして、生後4カ月には抱っこしなくても息子は寝られるようになりました。
今思い返すと、息子を寝かせられれば自分の時間ができるので、頑張って寝かせようとし過ぎていたなと思います。部屋を暗くして、一緒に遊びながら息子が眠くなるのを待つべきだったと気づきました。赤ちゃんに合った寝かしつけの方法を見つけられると、ラクに寝かせられるようになると学んだ出来事です。
著者:佐藤ふみ/女性・主婦。1男の母。結婚を機に離職。自身の体験をもとに、妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。
イラスト:Michika
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています