寝ない長男
自分で階段を昇り降りできるようになってから、毎回、長男の部屋で寝かしつけをしたあとに、自分のベッドから降りてリビングに遊びに来てしまう長男。寝る前に本を読んだり、疲れさせるために一緒に遊んだりしても、まだ遊び足りないかのように自分の部屋を抜け出してしまうのです。
そのたびにまた長男の部屋に戻り、寝かしつけをするのですが、寝かしつけてもまたリビングに遊びに来たりの繰り返し。起きて部屋のドアの前で大泣きしていることもあります。2度も3度も寝かしつけていると疲れてきてしまい、私や夫は最終的に「寝なさい!」と叱ってしまうという毎日でした。
なかなか寝ない原因に気づく
毎晩同じことを繰り返して疲れた私たち夫婦は、どうしたら一度でスムーズに寝てくれるのか考えました。最初に、長男の1日の行動や様子を振り返ってみました。
長男は朝7時に起床し、お昼ごはんのころにはもう眠たい様子を見せます。そのためか、お昼寝時間は自分の部屋を抜け出すことなく1回の寝かしつけで済んでいます。そこで、夜はパパがいて賑やかなため、一緒に遊ぶ時間が楽しくて寝たいという気持ちにならないのではないか、と気づきました。
パパの協力
平日は仕事に行っているパパ。パパが大好きな長男はいつも帰りを心待ちにしています。休みの日などは、一緒に畑に行ったり遊んだりすることをとても楽しみ喜んでいます。そこで、夜寝る前に、パパに思いっきり長男と遊んでもらい、寝かしつけもパパに任せてみることに。
すると、最初のころは何度か自分の部屋から抜け出した長男ですが、儀式のように毎晩パパと2人だけの時間を設け続け3日目以降、一度で静かに寝てくれるようになったのです!
その後も長男はパパと2人だけの時間を作って遊んだあとは、満足するのか静かにひとりで寝てくれています。時々寝られずベッドの中でひとりで何か喋っていることもありますが、前のように部屋を抜け出すことはありません。今思うと、やっぱりあのころは大好きなパパと遊びたい気持ちが強かったのかなと、夫婦で話しています。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/ムチコ
著者:岩見 エリ
1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。