妊娠初期は、0〜15週ごろ。赤ちゃんにとっては、体の主な器官ができる重要な時期です。ママの体はつわりの症状が出てくるようになり、嘔吐に悩まされる人も多くなります。今回は、妊娠初期に意識したい食事についてご紹介します。
つわりのときは食べる量を気にしたほうがいい?
妊娠初期は、おなかの中の赤ちゃんがまだ小さい時期です。つわりの影響で、食事の量がいつもより少なくなっても、あまり気にしないこと。食べられるときに、ママが食べたいものを食べましょう。
空腹になると気持ちが悪くなる場合は、食事を何回かに分けて摂るのもいいでしょう。嘔吐が続くときは、脱水症状を起こすこともあります。水分だけは、しっかり補給するようにしましょうね。
妊娠初期、積極的に摂りたい栄養素は?
つわりの時期は無理せずに食べることが大切ですが、できるだけ栄養バランスが崩れないようにすること。栄養素は、たんぱく質・鉄・カルシウム・ビタミン・葉酸を意識した食事を摂りましょう。
とくに葉酸は、赤ちゃんの体が作られる妊娠初期にしっかり摂りたい栄養素です。汁物や副菜に、ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜を加えながら、葉酸を意識して摂るように心がけてくださいね。
妊娠初期、1日3食のポイントは?
◆朝食◆
主食になるパンやごはんをきちんと食べ、主菜はかんたんですぐに食べられるものを。卵料理などもおすすめです。葉酸が摂れる緑黄色野菜の入った汁物があればなおOK。
◆昼食◆
外食の場合、具だくさんのパスタや丼ものには、サラダや小鉢を添えて。デザートには、フルーツヨーグルトのような果物や乳製品を。
◆夕食◆
一汁二菜をイメージしながら、野菜をしっかり摂ること。主菜は肉や魚など、朝食や昼食とは違うたんぱく質を選びましょう。主食のごはんに麦などを混ぜれば、食物繊維も摂ることができます。
つわりのときは、副菜になる作り置きおかずなどがあると、あと一品に悩まされる心配もありません。葉酸やビタミンを摂ることができる副菜があれば、栄養バランスもアップします。体調のいいときに、まとめて作っておきましょう。