パパと娘が険悪な雰囲気に……!?
まぴこの出産も終え、母子ともに退院となり、自宅での生活が始まりました。
出産前から夫婦で相談して、しばらくは私はまぴこのお世話を中心に、くぴこのことは基本的に夫に任せるという形で始まった新しい生活。
しかし、帰ってしばらくすると、夫とくぴこの様子になにやら不穏な空気が……!
詳しく聞くと、パパのそばにあるおもちゃをくぴこが取ってほしかったというだけのことでしたが、夫には娘の言葉で聞き取りづらいところがあるようで、なかなか娘の言いたいことを理解できずに疲弊。
娘自身も言いたいことが伝わらないことで、イライラして怒ってしまったとのことでした。
また、ひどいとそのまま拗ねて、なかなか機嫌を直してくれないなどといったことが、実は私が切迫早産で入院しているときからあったのだそうです。
私には、娘の言葉のことで違和感を感じたことがなかったので、正直そのとき夫が娘の言葉の何が理解できないのかわかりませんでした……。
しかし後日……。
たまたま娘の入園式からの動画編集をおこなっていたときに、画面越しの娘の話し方が、どこか少し抜けていることに初めて気づきました。
そして、自分には通じていると思っていた娘の言葉も、仕事をしている夫と比べて、私のほうが一緒にいる時間が長い分娘の行動の把握がしやすく、そこから何を指しているかを類推していただけだったのです。
実際、娘の言葉の違和感がこんなにハッキリあった事実を知り、少しショックを受けました。
話が通じないことが重なることで、娘自身がお話しすることへの自信を失わせてはいけない!
最悪、お話しすること自体が嫌になってしまうかもしれない……。
なんとか対策を考えた結果……!?
くぴこに話すことへの自信を失わせないために、わからないのは娘の言葉ではなく、娘の指している事柄だということ、小さなこと1つでも娘の身の回りのことなどを2人で共有し、できるかぎりスムーズに会話できるよう意識して行動するようにしました。
これはささいなことではありますが、今ではすっかり習慣となり、くぴこはもちろん、そしてまぴこのことも夫婦で共有することで、娘たちのことを細かく気付く良いキッカケになっています。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO