ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは! イラストレーターのじぇにこと申します。
長女くぴこ(5歳/口唇口蓋裂、川崎病で治療中)と、次女まぴこ(1歳)の姉妹のママをしております。
このたび、ベビーカレンダーにて口唇口蓋裂の長女の妊娠から出産、育児のあんなこと、こんなことを連載としてご紹介させていただくことになりました。よろしくお願いいたします!
第1話は妊娠判明~つわりのことについてです。
忘れもしない2012年11月ごろ。
なんだか胃が荒れていて、食べては吐いてを繰り返し、みるみる体重が減っていった冬の始まり。
突然下腹部あたりに激痛が走って悶絶……!!
その痛さを例えて言うなら 、おなかの内側からスパイクで強烈に蹴りあげられたような痛さ!
生きてきた中で、こんな痛みを感じたことなかったので絶対に病気だと、それも治らないような大きな大病だと思いました。
ほんとに「もう死ぬんだ」と思っていたので、「妊娠」って聞いたときは懐妊の喜びよりも死なない安心感が勝ってました(笑) 。
あとでエコー映像を見て、おなかの中で動く長女を初めて見たときに、じわじわっと「赤ちゃんできたんだー……!」って感動したのを覚えてます。
ほんと生きててよかったぁ。←そっちかよ
めでたく妊娠がわかり、その日のうちに夫に報告しました。
当時勤めていたストレスフルな会社もやめて、出産までの妊娠ライフを今からEnjoy!すんぞーとワクワクしてました。
イメージするとこんな感じ。
独身時代の自由も引きずってましたから、あちこち行きたい場所ややりたいことをいろいろ想像しながら、穏やかで楽しい妊婦生活をイメージしてたんですが……。
常につきまとう胃の不快感、ムカつき、吐き気はつきまとい。
どこへ出かけてもおなかが張ってはお店の事務所で倒れたり、何度も車イスで運ばれたり……。
特に精神面は、わが子が楽しみでありながら、未知の世界である妊娠出産の不安がどっと押し寄せて泣いたりイライラしたり。
そのせいでそれまで喧嘩したことなかった夫ともたくさんぶつかったりして、ガッタガタに荒れてました。(今思うと、妊娠によるホルモンのせいだったのかも)
イメージしていた、優雅で充実したマタニティライフは送れず、心身ともにとてもつらかった記憶しかない、いい思い出のない妊娠時代でした。
1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!