彼との出会い
私の職場では、入社前に1年上の先輩と食事に行き親睦を深めるという行事があり、その親睦会が後の夫となる彼との出会いの場でした。その場では、これからお世話になる先輩に失礼のないようにと緊張していて、職場の雰囲気や具体的な業務について話を聞かせてもらいました。
実際に入社してからも、彼は先輩として、新入社員の指導員としてたくさんのことを教えてくれるように。当時私は、職場恋愛をしてもし別れたとき、仕事で付き合っていかなければならないのは気まずいな……という理由から「職場恋愛はない」と周りに言い張っていました。しかし、一緒に仕事をするなかでとても頼りになる彼のことを次第に好きになってしまったのです……!
職場とプライベートのギャップにドキドキ
何度か2人で食事に行き、私が入社2カ月を過ぎたころには自然とお付き合いが始まりました。お互いに職場の上司や同僚に気をつかわせたくないという思いがあり、お付き合いすることは誰にも言わず、内緒で職場恋愛することに。
実際に職場恋愛をしてみると、仕事をしているところや、上司から怒られているところを見られるのは恥ずかしく、つらいと思うこともありました。しかし、私の場合は楽しいことのほうが圧倒的に多かったです。プライベートでは名前で呼び合っているのに、職場ではしれっと名字+さん付けで呼び合ったり、職場では敬語で話したり。また、仕事終わりに誰にも見られないように待ち合わせて一緒に帰ったりも。
何をするのにも照れくさかったですが、私は照れくさい感じが甘酸っぱくて「職場恋愛も悪くないな」と思い直しました。
結婚を職場の人へ報告すると…?
もともと結婚を視野に入れてお付き合いをしていた私たちは、交際1年を迎えるタイミングで結婚することに。上司や同僚たちへ交際していたことを報告するととても驚かれました。私たちが交際していることに気がついていた人はひとりもいなかったようです。
驚かれたものの、職場の人たちは祝福してくれました。公私混同せず仕事してきてよかったと思いました。
職場恋愛を経て結婚した私たちは、お互いの仕事に対する理解があります。配属先は違いますが今でも同じ会社で働いており、疲れているときやつらいときは口に出さなくても察することができます。また、その都度家事の負担を調節するようにしています。私と夫は、仕事においてもプライベートにおいても一番の理解者であり、一番の味方です。
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著者/斎藤セイカ