出会いから結婚までは順調に…
私たちが出会ったのは、異業種交流も兼ねた男女10人ずつの中規模な合コン。教員の私が29歳、警察官の彼が28歳のときでした。
彼は、まず顔が私の好み! 高校時代の友人から「当時、好きだった人に似てるね」って言われたり、小学生のときに好きだった人と彼の小さいころが激似だったりするくらい、タイプの顔でした。
また、話をしても俺様感がまったくなく、穏やかな雰囲気。最近まで付き合っていた人が武勇伝を自慢げに話す人だったので、私的にはすごくカッコいいのに偉ぶることなく、控えめなやさしい感じが好印象に映りました。
彼のほうも、一応かわいいと思ってくれたことと、教員という職業に尊敬と自立性を感じてくれたようで、出会ったその日に連絡先を交換。彼から連絡がきて食事や映画のデートを2~3回したあと、彼が告白してくれました!
その後、交際は順調に進み、 付き合って1年の記念旅行で彼からプロポーズを受けて結婚!ここまではまさに順風満帆でした。
交際1年で結婚。新婚生活もラブラブ! だけど…
結婚をしてからも、楽しくラブラブな新婚生活を送っていました私たち夫婦。ですが、一つだけ気がかりなことがありました。それは、 一緒に暮らして1年経っても妊娠の兆候がないこと……。
かねてより、子どもが欲しいと強く思っていた私。だけど夫はその逆で、子どもがあまり好きではありません。子どもと関わる機会がなかったこともあってどう接したらいいかわからず、子どもだからといって無条件でかわいいとは思えないと言うのです。だから、なかなか授からなくても、「大丈夫! そのうちできる!」と楽観視……。
ですが、友人や同僚から「不妊治療をして子どもが授かった」「授からなかった」という話をいろいろ聞いてきた私は、自身の安心材料になればと不妊検査を受けに病院へ行きました。
「結婚して1年ちょっと。まだ31歳だし慌てなくてもいいのでは?」と言われましたが、いくつかの検査をしてもらうことに。その結果、とくに問題ないとわかりようやく安心できました。
夫が不妊治療を後押し!
検査を受け、しばらく様子を見ようと思った私でしたが、お医者さんから「旦那さんも検査を」とすすめられ、言い出しにくかったものの夫に相談。彼は快く協力してくれました。
ところが、検査結果は、精子の量も動きもかなり少なく、自然妊娠は難しいという無情なものだったのです! 検査結果は本人から聞いたのですが、子ども欲しがっていた私に告げるのはきっと心苦しかったと思います。それまで「大丈夫!」と言っていた自分のほうに問題があったとわかったのですから、その心情は計り知れません。
それでも夫は、「できる限りのことはすべて尽くそう!」と言って、授かる確率が高い体外受精まで範囲に入れながら、早めにステップアップを検討する方向で不妊治療を進めることを考えてくれたのです!
不妊治療は決して安いものではありません。それに私も心境が変化して、「チャレンジはするけど、このまま授からなくても、それはそれでいいかな……」と、思うようになりました。それは、そう言えるくらい好きな相手と結婚できたと思ったからです。
でも夫は、「費用のことは考えないで何回でもチャレンジすればいいよ」と、積極的に治療を後押し! 夫のやさしさを実感した出来事でした。
結局、タイミング法や人工授精ではうまくいかず、体外受精まで進んで2人の子どもを授かりました。かつて「子どもだからといってかわいいとは思わない」と言っていた夫は、わが子を「かわいい! かわいい!」と溺愛する子煩悩パパに大変身!
結婚前、子どもがあまり好きでない夫との妊活や育児に不安を抱えていましたが、私の気持ちを第一に考えて応じてくれた不妊検査と治療、生まれてからの育児に全面協力してくれる夫の姿を見て、彼と結婚して本当によかったと思っています!
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文/うめまいさん